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ヒトiPS細胞由来分化心筋細胞の収縮力測定にMicroTesterが使われました!

大阪大学の研究グループは、希少難治性心筋症の病態をヒトiPS細胞由来分化心筋細胞により解明され、その論文で、MicroTesterを使用した力学測定のデータが紹介されました。


 今回、研究グループは、若年で特発性拡張型心筋症と診断され重症心不全に至った症例に対して、遺伝子解析、心筋病理解析を行い、本症例の病因がデスモグレイン2欠損であることを見出しました。  デスモグレイン2は細胞同士をつなぎ留め、収縮する力を伝達する介在板を構成するタンパク質で、これまでに、デスモグレイン2が完全に欠損することにより重症心不全に至った症例は世界でも報告はありませんでしたが、 疾患iPS細胞を用いて、三次元心筋組織を作成することで、分化心筋における不整脈・心筋収縮力低下を再現しました。  さらに、疾患iPS細胞に対してゲノム編集を用いて変異を修復したiPS細胞を構築し、同様の解析を行ったところ、不整脈・心筋収縮力が改善することを証明し、また、アデノ随伴ウイルスによる遺伝子導入においても収縮力が改善することを明らかにしました。  今後、希少難治性心筋症に対する新たな治療の可能性が期待されます。 Shiba, Mikio, et al. "Phenotypic Recapitulation and Correction of Desmoglein-2-deficient Cardiomyopathy using Human Induced Pluripotent Stem Cell-derived Cardiomyocytes." Human Molecular Genetics (2021).

論文はこちらから




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