法医学 毒物学研究所での実績ご紹介
一度に、同サイズの試験管100本の濃縮が可能です

米国インディアナ州の毒性局(ISDT)では、2016年からTOF薬物スクリーニング法を活用して、インディアナ州の血液サンプルを分析しています。
大半のサンプルは飲酒運転の捜査で採取されたもので、エタノール、マリファナ(カンナビノイド)、ベンゾジアゼピン、オピオイド(モルヒネ関連)、アンフェタミン、コカインなどの薬物検査を行っています。
分析の前処理として、同じサンプルタイプを大多数一括で迅速に濃縮できるOrganomation社の窒素ブロー・エバポレーター(MULTIVAP100ポジション)を用いてサンプルを濃縮したのち、液体クロマトグラフ飛行時間型質量分析計(LC/TOF)を使い分析しています。
<使用されている製品モデル>
MULTIVAP 100ポジション
窒素ブロー・エバポレーター

外径11-22 mmまでの試験管を最大100バッチまで
サンプルラックはお客様の試験管サイズに合わせカスタマイズ
常温またはウオーターバス(30-100°C)
ガス流量は10列ごとに制御


<その他 製品モデル>
N-EVAP 45ポジション
窒素エバポレーター

外径10-30mmの試験管やバイアルなどを同時に45本処理
窒素ガスの供給を個別に制御可能
ヒーターはWater、常温用バスなしも
Waterタイプ(画像)は、デジタルで温度調整


N-EVAPは、異なるサイズのサンプルを同時に処理可能です