CellScale社 UniVert
角膜の引張試験 論文紹介
角膜を硬くすることで手術の成果を向上させる
角膜クロスリンキングは、円錐角膜(角膜が弱く、または薄いために起こる膨らみ)の治療として、角膜を硬くするために日常的に使用されています。この方法では、リボフラビンを点眼して光の吸収を高め、紫外線を照射して角膜の中心部の架橋を促進します。クロスリンキングが成功すれば、角膜移植の必要性をなくすことができます。
最近、オーストリアの研究チームは、角膜移植手術の結果を改善する手段として、同様の技術を角膜周辺部に使用した場合の結果を調査しました。移植された中央の組織と周辺の天然組織との間の移行領域は、円錐角膜が再発しやすい部位です。
今回の研究により、通常の架橋術を変更することで、周辺部の角膜をうまく硬くすることができることがわかりました。
この論文の実験には、UniVert(圧縮・引張試験機)が使用されました。
製品紹介
UniVert/バイオマテリアル圧縮・引張試験機
特徴
負荷容量: 0.5~200N(ロードセルに依存)
力学解像度:0.2%
最大駆動範囲:300㎜
リアルタイム イメージング & データ解析ソフトウエア
液中測定用 温度制御メディアバス(オプション)
1台で引張、圧縮、3点曲げ(オプション)試験が可能です
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