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[論文紹介] マウス 呼吸 換気反応測定 セトメラノチドの効果

  • Orange Science
  • 6月27日
  • 読了時間: 2分

<海外論文紹介>

マウス 非侵襲・無拘束での換気反応測定に

emka TECHNOLOGIES社の

全身プレチスモグラフィーが使用されました



(2024). Rivera, A., et al. Respiratory Physiology & Neurobiology, 332, 104370



「MC4Rアゴニストであるセトメラノチドは、雄マウスの高炭酸ガス化学感受性と体重減少の改善に関連している」



© 2024 The Authors. Published by Elsevier B.V. under a Creative Commons Attribution 4.0 International License


肥満は、肥満性低換気症候群(OHS)や睡眠時無呼吸症候群といった呼吸器疾患の大きな要因であり、いずれも呼吸器の化学感受性の低下を特徴とします。


メラノコルチン4受容体(MC4R)アゴニストのセトメラノチドは、ヒトと動物モデルの両方で体重減少を引き起こします。しかし、体重減少とは独立して、セトメラノチドが呼吸器の化学感受性にどの程度影響するかは不明です。


この研究では、食事誘発性肥満の雄C57bl/6Jマウスを使用して、急性セトメラノチド投与が高炭酸ガス換気反応(HCVR)にどの程度影響するかを調べ、呼吸性高炭酸ガス血症性化学感受性の改善において、減量と同等に効果的であると結論付けました。





実験ではemka TECHNOLOGIES社の無拘束の全身プレチスモグラフィー、呼吸機能解析装置を用い、分時換気量、一回換気量、エンハンスドポーズなど、マウスの換気パラメーターの評価を行いました。




<製品紹介>

emka TECHNOLOGIES社

vivoFlow(呼吸機能解析装置)




<取得可能パラメーターの一部>

・Tidal Volume

・Minute Volume

・Frequency of breathing

・Inspiratory Time

・Expiratory Time

・Peak Inspiratory Flow

・Peak Expiratory Flow


<オプション>

・アプネア(無呼吸)検出

・せき、くしゃみ検出

・霧化薬液暴露

・混合ガス暴露

・同期ビデオ撮影










マウスの出し入れが簡単なデザインです






ラット用もございます









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