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[論文紹介] マウス 無拘束 換気パラメータ測定

  • Orange Science
  • 5月23日
  • 読了時間: 2分

<海外論文紹介>

マウス 非侵襲・無拘束での換気パラメータ測定



William T. McClintic,Zachary D. Chandler,Lalitha M. Karchalla,Celinia A. Ondeck,Sean W. O’Brien,Charity J. Campbell,Alan R. Jacobson,Patrick M. McNutt


The Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics


「アミノピリジン系薬剤がマウスのボツリヌス中毒後期に換気を回復させ呼吸性アシドーシスを回復させる」




ボツリヌス神経毒素(BoNT)は、筋肉の麻痺や窒息死を引き起こす強力なタンパク質毒素です。3,4-ジアミノピリジン(3,4-DAP)は、ボツリヌス中毒の毒性徴候を速やかに回復させ、致死性ボツリヌス中毒のげっ歯類モデルに連続投与すると解毒効果があります。


研究では、ボツリヌス中毒末期のマウスにアミノピリジン系薬剤を投与した場合、無拘束の全身プレチスモグラフィと動脈血ガス分析を用いて、速やかに換気と呼吸を回復させ、呼吸性アシドーシスを回復させることを示しました。


これらのデータは、ボツリヌス症状の第一選択薬としてのアミノピリジンの使用を支持するだけでなく、薬理学的特性を改善した新しいアミノピリジン誘導体の開発に貢献するものと期待されます。





実験ではemka TECHNOLOGIES社の無拘束の全身プレチスモグラフィ、vivoFlowを4機用い、マウスの換気パラメーターの評価を行いました。




<使用された製品>

emka TECHNOLOGIES社

vivoFlowシステム




<取得可能パラメーターの一部>

・Tidal Volume

・Minute Volume

・Frequency of breathing

・Inspiratory Time

・Expiratory Time

・Peak Inspiratory Flow

・Peak Expiratory Flow


<オプション>

・アプネア(無呼吸)検出

・せき、くしゃみ検出

・霧化薬液暴露

・混合ガス暴露

・同期ビデオ撮影










マウスの出し入れが簡単なデザインです






ラット用もございます









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