海外論文のご紹介 肝毒性の代謝研究
Microplateでの分析サンプルの濃縮に
Organomation社の窒素エバポレーターが使用されました
McGill, M.R.; Kaufmann, Y.; LoBianco, F.V.; Schleiff, M.A.; Aykin-Burns, N.; Miller, G.P.
Livers 2023, 3, 310-321. https://doi.org/10.3390/livers3020022
「 ソラフェニブおよびラパチニブの肝毒性における、シトクロム P450 3A4 を介した代謝の役割」
Figure 1
© 2023 by the authors. Licensee MDPI, Basel, Switzerland.
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チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)は、がんなどの疾患治療に使用され普及している薬で、従来の化学療法より副作用は少ないもののリスクがないわけではありません。
特に懸念されているのが肝障害で、その病態生理については解明されていませんが、有力な仮説はTKIがシトクロムP450 3A4(CYP3A4)により反応性代謝物に変換されたんぱく質を損傷するというものです。
この研究では、マウス初代肝細胞、HepaRG細胞、HepG2細胞において、CYP3A4調整の有無条件で、複数のTKIの細胞毒性を測定。CYP3A4がソラフェニブおよびラパチニブの肝毒性に対する抵抗性を高めることを明らかにしました。
論文では、スニチニブ(SUN)代謝実験で、Organomation社の窒素エバポレーターMICROVAPが用いられ、抽出物の蒸発が行われました。
<製品モデル>
MICROVAP マイクロプレート (96ウェル)
窒素エバポレーター
<特徴>
コンパクトなのに96ウェルマイクロプレートの処理が可能
ヒーターは、ドライブロックと常温蒸発用のヒーター無しタイプあり
デジタル制御で正確な温度調節
世界中で信頼性が高く高品質の窒素エバポレーター
ご用命はオレンジサイエンスまで
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