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[論文紹介] 肺線維症研究 マウス WNT/β-カテニンシグナル伝達


海外論文紹介

肺線維症の治療における WNT/β-カテニン調節の可能性

emka TECHNOLOGIES社 製品使用



Patel, M., Post, Y., Hill, N. et al.


「広範囲のFZD特異性を持つWNT模倣物は、線維症を減少させ、肺損傷モデルの機能を改善する」


 

Fig. 4 (※一部分のみ表示)From: A WNT mimetic with broad spectrum FZD-specificity decreases fibrosis and improves function in a pulmonary damage model


Copyright © 2024, The Author(s) Under the terms of the Creative Commons Attribution License http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/


 

hWNT/β-カテニンシグナル伝達は、肺の発達と成体肺幹細胞の維持に重要な役割を果たしていますが、その調節不全は肺線維症と関連しています。最近の研究により、シグナル伝達経路の調節による、潜在的な治療手段が明らかになりました。


この研究では、肺線維症の急性ブレオマイシンマウスモデルにおけるWNT経路調節の影響を調査し、複数のFZD受容体を標的とする広域スペクトルWNT模倣物が、ブレオマイシン二重投与マウスモデルにおいて、肺機能を改善しながら、肺の炎症と線維症を軽減することが明らかになりました。


さらに、模倣物は肺胞オルガノイドを拡張し、組織修復におけるその可能性を示しました。





実験ではemka社製品が用いられ、vivoFlowで呼吸パラメーターを評価し、flexiVentで吸気容量(IC)、エラスタンス、コンプライアンスを測定しました。



 

<製品紹介>


flexiVent(フレキシベント)

呼吸及び肺機能解析装置








<特長>


・様々な動物の気道から肺の状態の変化を精密に解析

・flexiWareソフトウェアによる装置の制御・解析

・FOT(Forced Oscillation Technique・強制振動法)による中枢気道と末梢肺の解析

・動物のサイズに合わせた6種類のモジュール

・換気量モードと圧モードの2種類による肺圧の負荷調整



 

<製品紹介>

vivoFlow(ビボフロー)


非侵襲 マウス・ラット用

無拘束呼吸機能解析装置





<取得可能パラメーターの一部>

・Tidal Volume

・Minute Volume

・Frequency of breathing

・Inspiratory Time

・Expiratory Time

・Peak Inspiratory Flow

・Peak Expiratory Flow


<オプション>

・アプネア(無呼吸)検出

・せき、くしゃみ解析

・エアロゾルでの霧化薬液暴露

・同期ビデオ撮影

・スイベル用タワー取り付け可能

(薬液のIV投与や還流のため)



 

その他の製品は下記からご覧ください








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