電気刺激培養装置【論文紹介】収縮に制御されたミオカイン分泌の特徴を明らかにする
- Orange Science
- 7月1日
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マウスC2C12細胞とヒト初代骨格筋細胞のセクレトームを高分解能で解析した結果、収縮に制御されたマイオカイン分泌に明確な違いがあることが明らかになった。
Frontiers in Physiology 誌の最新号では、マウスC2C12細胞とヒト初代骨格筋細胞との間で、収縮を制御するマイオカインの分泌に違いがあることを報告されている。分泌されるマイオカインは、運動が健康増進に寄与する一つの方法であると考えられている。本論文では、IonOptix C-Paceを用いた急性低周波電気パルス刺激(EPS)により培養中の運動をシミュレートすることで、一般的に使用されている2つの骨格筋細胞モデルのセクレトームを解析した。EPSの後、両細胞型のセクレトームとプロテオームを高分解能液体クロマトグラフィー質量分析を含む分析に供した結果、マウスとヒトのマイオカインには大きな共通点と相違点があることが明らかになった。
もともとC-Paceは、長期培養中の心筋細胞の脱分化を防ぐツールとして20年以上前に開発されたものであるが、現在では多くの応用分野で役立っている。これには、上記のような運動プロトコールや、他の未熟細胞やモデル細胞の発生・成熟過程における電気刺激などが含まれる。慢性電気パルス刺激用カルチャー・ペーシング・システムについてご興味のある方は、下記からお問い合わせ下さい。
IonOptix/C-Pace 電気刺激培養装置

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伸展刺激培養
インキュベーター内で使用可能
64パターンで伸展プロトコル設定可能
チャンバーは4cc・10cc
その他、シート伸展用、組織伸展用のチャンバー有り
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