北海道大学農学部細胞組織生物学教室の小林謙先生の論文で、
CellScale社の静水圧刺激培養装置(MCTR)が紹介されました!
泌乳期間中、乳腺上皮細胞(MECs)は乳腺胞腔に乳汁を分泌し、分泌された乳汁は搾乳によって排出されます。この排出が行われずに乳腺胞腔に乳汁が過剰蓄積すると、MECsの乳汁産生能力は下方調節されます。従来、この下方調節はLIFなどのサイトカインによって引き起こす考えられており、乳汁の過剰蓄積による乳腺胞内の静水圧上昇は検討されていませんでした。
本研究では、乳腺胞腔における静水圧上昇を静水圧刺激装置とMECの泌乳培養モデルを用いて再現し、乳汁産生能力への影響を培養下で調べました。
CellScale社のMCTRは、専用耐圧9wellチャンバーに細胞を播種して培養液で満たし、その上をメンブレンで覆い、エアーコンプレッサーの圧で、細胞に静水圧をかけながら培養ができる装置です。
特徴
・圧力:50~700KPa(0.05~0.7MPa)
・専用ソフトウェアで、負荷、保持、除荷を設定可能
・刺激プロトコルを本体に記録した後は、パソコンを外して使用できます
・Well径:2cm、深さ:2cm
まずは下記からお問い合わせ下さい!
ピックアップ製品紹介
STREX社
SPシリーズ ガス加圧刺激培養装置
STREX社のSPシリーズは、インキュベーターに入れた、耐圧チャンバーの中に培養プレートをセットし、細胞を加圧しながら培養ができる装置です。
コントローラーにより、インキュベーターのガスを置換して使用しますので、チャンバー内はインキュベーターと同じ環境を維持します。
特徴
・圧力:0~300mmHg
・チャンバー:1~2個
・プログラムで制御可能
・連続加圧、加圧減圧繰り返しも可能
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