
Lumi バイオルミネセンス顕微鏡
バイオルミネセンス顕微鏡『Lumi』は、従来のルミネセンス顕微鏡に比べて最大100倍もの早さで露光が可能です。
数時間から数日にわたり、細胞をリアルタイムで観察できる生物発光顕微鏡
Etaluma社は、これまで蛍光顕微鏡分野で培ってきた高感度技術を活かし、新たに生物発光分野へと進出しました。
Nano-Luc™(プロメガ社)は、GFPではサイズの問題で対応できないアッセイを可能にします。 これまで、発光プレートリーダーを用いた細胞アッセイを実施しても、細胞内のどこで発現が起こっているのか把握できていなかったかもしれません。
EtalumaのLumi(ルミ) バイオルミネセンス顕微鏡は、他の発光顕微鏡よりも最大2桁速い露光速度を実現。明視野・位相差観察に加え、細胞とその反応を顕微鏡レベルで可視化します。
蛍光法に伴う光毒性とは異なり、Lumiはインキュベーター内で数時間から数日にわたり細胞をリアルタイム観察可能です。細胞が付着・分裂し、スクリーニングに反応する様子を連続ライブ映像で捉えることができます。
Lumiは短焦点光学系の倒立広視野顕微鏡であり、細胞や組織内の総発光量を測定します。

リアルタイムのバイオルミネセンス観察を、もっとシンプルに。
微弱なシグナルを
短時間露光でキャッチ
高感度モノクロBSI CMOSセンサーを搭載し、わずかな発光も逃さず検出します。従来の発光顕微鏡と比較して最大100倍の高速露光を実現し、細胞が発するわずかなルミネセンスもクリアに可視化。リアルタイムでの生細胞反応やシグナル変化を精密に捉えることができます。
光毒性を抑えた
長時間ライブセル観察
光毒性の影響を大幅に軽減します。細胞のストレスや死滅を防ぎつつ、数時間から数日にわたる連続観察を実現。長期的な薬剤応答試験やタイムラプス実験においても、生理的条件を損なわずに安定したデータを取得できます。
インキュベーター内に置ける
コンパクト設計
狭い培養環境にも設置できる省スペース設計を採用。温度やCO₂濃度を一定に保ったまま、細胞をリアルタイムでモニタリング可能です。従来の大型システムでは難しかった「生理的環境下での長時間観察」を、研究室の日常的な実験ワークフローに組み込めます。


幅広い研究に対応するアプリケーション
NanoLuc™アッセイ、細胞の分裂・応答解析、タイムラプス観察など、Lumiはさまざまな生物発光実験に最適です。
-
ルミネセンスベースのアッセイ(例:Nano‐Luc™ を用いた試験)
-
蛍光では難しいサイズ・発現部位の検出、応答解析
-
たんぱく質分解やサーカディアンリズムの研究
-
長時間ライブセル観察(細胞の付着、分裂、応答、ストレスリアクションなど)
-
インキュベーター内設置による連続観察/タイムラプス撮影
優位点
-
従来のルミネセンス顕微鏡に比べて露光時間が最大100倍短縮されており、検出スピードと感度で優位
-
蛍光観察に伴う光毒性や励起励磁ダメージがないため、長時間観察に適しています
-
インバーテッド・広視野設計により、従来プレートリーダーでしか得られなかったルミネセンス信号を「どこで起きているか」細胞レベルで可視化可能

