シーペース・システム(C-Pace EM)は、汎用培養ディッシュに適合したカーボン電極(C-Dish)により、本体(C-Pace EM)で予め設定したプロトコルで、電気刺激を与えながら細胞の培養ができるシステムです。
本体には1枚の電源ボードが内蔵されておりますが、最大で8枚の電源ボードを増設することが可能で、1電源ボード毎(1ディッシュ毎)に異なるプロトコルで細胞への電気刺激が可能です。
下記細胞への電気刺激で効果が見られております。
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心筋細胞
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iPS心筋細胞
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骨格筋細胞
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C2C12
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平滑筋細胞
など
C-PaceとC-Dishの接続にはフラットケーブルを使用しますので、インキュベーターの扉にケーブルを挟んでも密閉性に問題はございません。
C2C12 ペーシング無
C2C12 ペーシング有
Marloes Langelaan, Technical University Eindhover, The Netherlands
C2C12 ペーシング無
C2C12 ペーシング有
Nedachi et al, Am J Physiol Endocrinol Metab (2008)
ペーシング動画(C2C12)
東北大学 医工学研究科 神崎研究室ご提供
研究室リンク
http://www.ecei.tohoku.ac.jp/kanzaki/index.html
論文リンク
https://www.physiology.org/doi/full/10.1152/ajpendo.90280.2008
細胞電気刺激システム C-Pace EMの特徴
C-Pace EMは、培養インキュベーター内で大量の細胞を刺激し、機械的に伸展させるために設計されたマルチモード、マルチチャンネルの細胞電気刺激装置です。C-Pace EMは、従来のC-Pace EPに搭載されていた周波数の一定変化、周期的なオフビートの挿入、プログラム可能な周波数変化などの様々な電気生理学的機能をすべて備えています。 さらに、EMバージョンでは、C-Stretch電気機械刺激ユニットやC-Dish電極アセンブリを制御することができます。コントロールソフトウェア「C-Pace Navigator」が付属し、USB通信が可能です。C-Dish、C-Stretch、またはその両方と組み合わせることで、細胞培養システムを構成します。
プログラム可能なマルチステップシーケンスプロトコルで、ペーシングとストレッチングステップを設定でき、運動プロトコルに有用です。電気刺激としては、二相性刺激を与え、電極での電気分解を大幅に低減します。C Pace EMは、培養中の不整脈や運動プロトコルの影響を調べたい研究者の方々のご要望に応じ、柔軟なペーシングプロトコルを設計しています。ゲート出力とAux出力により、急性期ペーサーとして使用する場合の機能性を高めることができます。
・ 不整脈プロトコル
一定間隔でのオフビートパルス挿入
・ 運動プロトコル
周波数と時間を個別にプログラム可能な複数のパルス列を実行
・ イレギュラーペーシング
指定された周波数のランダムな変動(設定可能な割合の範囲内)および平均有効レートの保証
・ 外部トリガー
TTL 'advance' 入力で次のパルス列に変更、または TTL 'pulse' 入力で個々のパルスをトリガー
・ C-ストレッチの制御
C-ストレッチは、最大6つのフレキシブルな培養ウェルに電気機械的な刺激を与えるために使用します。
拡張、保持、収縮の各フェーズを調整できる台形ストレッチ波形は、収縮期と拡張期の滞留時間を制限するのに有効です。
不整脈の模倣に有効な、ランダムな変動を含むストレッチプロトコル中の任意のタイミングで発生する電気パルスのプログラム。
・ C-Pace Navigator
WindowsPCで使用できるソフトウェアで、使いやすいGUIで刺激プロトコルを管理
C-Pace EM 仕様・寸法
電圧
最大40V
パルス幅
0.4 ~ 10 msec
周期
0.010~99 Hz
刺激ステップ数
最大5ステップ
(*Sequenceモード)
重量
3.9 Kg
C-Pace EM ナビゲーターソフトウェア
C-Pace EMにはナビゲーターソフトウェアが付属しており、ユーザーフレンドリーなインターフェースでC-DishとC-Stretchの両方を操作しながら使用いただけます。
特長
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どのチャンネルにおいても、ストレッチと電気のパラメーターがシンプルに調整可能
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シンプルなペーシング手順のため、予め登録された基本的なプロトコル
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調整可能な、拡張、停止、収縮フェイズでの台形波形
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運動のルーティンや病原コンディションの模倣のための、カスタムされた特定のプロトコル
C-Pace EM 関連項目
C-Dish(カーボン電極)
電源ボード
使用方法
C-Paceを使用するには、培養ディッシュにセットして使用するC-Dish(別売り)が必要となります。C-Dishは4~24well用があり、適合する培養ディッシュは下の製品ページからご確認下さい。
C-Paceには最大8枚まで電源ボードを増設でき、異なるプロトコルの設定が可能です。旧モデルの電源ボードも引き続きご提供可能です。
フロントパネルから簡単に電気刺激プロトコルの設定が可能です。電圧、ヘルツ、パルス幅はもちろん、複数ステップ、不整脈を模倣するランダムでの設定も可能です。
筋細胞への電気刺激の効果を簡単に説明します。
IonOptix社のC-Pace開発の歴史から、現在までのアプリケーション(細胞)の使用実績を紹介します。
C-Paceシステムに関する、お問合せをまとめました。
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