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Precisionary社 Compresstome
​組織切片スライサー ケーススタディ
名古屋市立大学 金澤智先生

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名古屋市立大学 神経発達症遺伝学 金澤智先生に、Precisionary社 Compresstome(組織切片スライサー)をご採用頂いております。

ご研究内容や装置の活用方法、使用実績について伺いました。

1. どのような研究をされてますか?

PCLS(Precision Cut Lung Slice)を作製し、各種実験を行っています。


・肺線維化のメカニズムに関する研究
・肺線維症治療薬効果検討
・肺線維症治療薬開発
・肺毒性試験
・肺がんに関する研究
・肺組織に対するウイルス感染に関する研究


【論文情報】
・Bleomycin promotes cellular senescence and activation of the cGAS-STING pathway without
direct effect on fibrosis in an idiopathic pulmonary fibrosis model
Yoko Miura, Nadia Milad, Akiho Takata, Satoshi Kanazawa
PMID: 40882007 PMCID: PMC12422792 DOI: 10.18632/aging.206312

 

・Pathophysiological conditions induced by SARS-CoV-2 infection reduce ACE2 expression in the lung Yoko Miura, Hirotsugu Ohkubo, Akiko Nakano, Jane E Bourke, Satoshi Kanazawa PMID: 36405683 PMCID: PMC9673245 DOI: 10.3389/fimmu.2022.1028613


今後の展望としては、PCLSをベースにした3次元培養下での肺組織再構築等を念頭に置いた研究を
進めていきたいです。

2. どのような問題に直面しましたか?(もしくは何にお困りでしたか?)

肺組織に対する影響の評価を、細胞培養のみで行う事は困難だと感じていました。

一方、オルガノイドによる肺組織の再構築には大きなハードルがあります。

肺組織の構造を保ったまま実験を行えるPCLSは、現状考えうる中でかなり有効な実験方法だと言えます。

3. どのようにしてこの装置をお知りになりましたか?

共同研究先のオーストラリアMonash大学薬学部のDr.Jane Burkeより紹介されました。
実は、当初他社製のスライサーを注文していましたが、Dr.Janeからは、PCLSの作成にはPrecisionary社しか使用できないと言われ、急遽Precisionary社のスライサーを購入しました。

4. この装置を使うことにより、どのような問題が解決されましたか?

細胞培養では評価できない事が、組織構造を保っているPCLSでは評価できます。
また、動物実験の前段階の薬剤の毒性評価に対しても有効的です。

いきなり動物実験をして上手くいかず、高い費用や動物を無駄にする事を防ぐことができます。

病態モデルのPCLSを作成する事もできます。

5. 選定の際に、何か懸念点、躊躇した点はございましたか?

Precisionary社一択と聞いていたので、懸念や躊躇はありませんでした。

6. 導入後の感想をお聞かせください。

PCLSのゴールドスタンダードと言える、Precisionary社のスライサーを使用する事は実験において重要です。

この装置でなければ上手くPCLSを作成できないため、必須アイテムとなっています。
実際に他社製のスライサーでPCLSを作製している方々は苦労してますし、オペレーターの技術依存によってサンプルの品質にバラつきが起こります。

その点、Precisionary社のスライサーは、サンプルをセットしてしまえば、技術関係なく、誰でも簡単に品質の良いスライスを安定して量産できます。
他社製のスライサーとは、スライスの方法や技術が全く異なる為、従来型のビブラトームとは別物のマシーンとして、PCLS専用スライサーと言って良いと思います。

<使用装置紹介>
Compresstome

Precisionary社のCompresstome® 組織振動ミクロトームは、高周波振動するカッティングブレードで組織をスライスし、研究や臨床で使用する切片を作成するビブラトーム・振動スライサーです。

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Tissue Slice Close Up (2).png

オレンジサイエンスについて

私たちは、ライフサイエンスの中でも

細胞生物学分野に関する研究機器に特化して

販売およびサポートをしています。

多種多様な装置を取り扱うのではなく、装置とその用途について深い知識を持ち、ユーザの皆様の研究をよりよく理解することを心掛けています。研究者の皆様への技術サポートを通じて、ライフサイエンスの発展に貢献することを目指す会社です。

 

この分野の装置は、日本が常に一番というわけではありません。日本では国内メーカーの製品が好まれていますが、おそらくアフターサービスの良さが大きな要因だと考えられます。欧米で、より顕著な発展を見せている研究機器を国内メーカーと同じレベルのサポート体制でお使いいただければ、皆様の研究をさらに効率化することができるはずです。

 

オレンジサイエンスのスタッフは日本で研究する皆様の研究の効率化を実現するために、アメリカとヨーロッパから研究に有用な製品の情報を収集し横浜オフィスに集めています。横浜のスタッフは、各地のメーカーを訪れて技術力を向上させています。皆様の御研究が実を結び、我々が間接的にでも多くの人々のクオリティーオブライフの向上に貢献できることを願っております。

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