マウス心臓スライスで電気活動を観察
2 日前
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心臓壁の内と外で何が違う?

出典:Wen Q, et al. J Physiol, 2018;596(17):3951–3965, Fig. 2より一部改変. CC BY 4.0
心臓の壁は、内側(心内膜)と外側(心外膜)で電気的な性質が違う――そう考えられてきましたが、マウスでそれを直接"見る"ことは困難でした。
オックスフォード大学らの研究チームは、この課題を「心臓を輪切りにする」ことで解決しました。
Compresstome VF-300(旧モデル)でマウス心室を短軸方向に300 µmの厚さでスライス。
生きたまま電位感受性色素とCa²⁺色素で標識し、高解像度の光学マッピングで膜電位とCa²⁺トランジェントを同時に計測しました(上図:心尖部から心基部までの連続スライスと、活動電位・Ca²⁺持続時間のカラーマップ)。
その結果、左心室では心内膜側の方が心外膜側より活動電位もCa²⁺の持続時間も長いという壁内勾配がはっきりと観察されました。
また、高頻度ペーシングでは不整脈の前兆となる「オルタナンス」が心内膜側で起こりやすいことも判明しました。
研究ではPrecisionary社 Compresstome VF-510-0Zが採用されました。

生組織であれば100μm~くらいの厚さの切片が作製可能です。
全自動なので、誰が使っても綺麗な切片を作製することができます。




