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伸展刺激培養システム
シーストレッチ(C-Stretch)使用方法

洗浄方法

精製水とスターラーでの撹拌洗浄を推奨しております。

  1. C-Dishのプラグ(C-Pace本体との接続部)に付属のゴム製のキャップをしっかりはめ込みます。

  2. ビーカー(1L)などに精製水を満たし、そこにC-Dishを入れます。

  3. ビーカーをスターラーの上に置き、数時間撹拌洗浄します。

  4. ​ビーカーから取り出し乾燥させて下さい。

殺菌方法

メーカーでは推奨しておりませんが、上記洗浄方法でもコンタミが改善されない場合、ETOH70%で電極部分をワイプし、電極部分を裏返し、UVランプに当てて殺菌する方法もございます。

ストレッチ サイクル

 C-Stretchシステムでは、Hzで1サイクルの時間を設定し、その時間を Start・Expand・Hold・Contract・End のそれぞれのフェーズに%で割り振った時間で制御できます。Stretch幅は、最大20%まで設定が可能です。

 

stretch.jpg

C-Stretch メニュー

 C-Pace EMに C-Stretchシステムを接続すると、C-Stretchシステムが自動で認識され、C-PaceのディスプレイにBank x (C-Stretch)と表示されます。

​ C-Stretchの伸展刺激プロトコルは、メインメニューのヘルツ設定のLine(Line8)をクリックし、下のメニューから設定が可能です。

 

図20.png
図17.png
  1. 1サイクル(1Hz=1サイクル/1秒)

  2. 開始・終了位置(Preload)

  3. ストレッチ幅 (Max 20%)

  4. Startフェーズ時間

  5. Expandフェーズ時間

  6. Holdフェーズ時間

  7. Contractフェーズ時間

  8. Endフェーズ波長

  9. 電気刺激トリガー(Contract or Expand)

  10. 電気刺激タイミング

  11. 刺激パルス:ストレッチ比

  12. 戻る

​1 サイクル(ストレッチ)時間

 1 サイクル(ストレッチ)の時間は Hzで設定できます。1 Hz であれば、1 秒間に 1 サイクルのストレッチ、0.5 Hzであれば、2 秒間に 1 サイクルのストレッチとなります。

 

図16.png

ストレッチ幅

 ストレッチの幅は最大20%まで設定ができます。

図18.png

5 フェーズ(1 サイクル)時間

 1 サイクルの 5 つフェーズはそれぞれ%で時間を振り分けることができます。Start・Hold・Endは静的フェーズ、Expand(伸展)・Contract(収縮)は動的フェーズです。合計が100%を超えることはできません。

図19.png

​電気刺激

 電気刺激は、各フェーズをトリガーにすることが可能です。P Trig が Contractの場合は、Contractをトリガーに電気刺激を与えます。

図22.png

 また、電気刺激のタイミングは P Delayで設定できます。プラスの場合はトリガーを受けた後、マイナスの場合はトリガーを受ける前に、電気刺激を与えます。

図6.jpg

​刺激頻度(電気刺激:ストレッチ比率)

 P Ratioで、刺激頻度を設定できます。比率は電気刺激:ストレッチです。

 

1:1 は、全てのイベントで、パルスとストレッチが発生します。

1:2 は、全てのイベントでストレッチが発生し、パルスは2回に1度発生します。

2:1は、全てのイベントでパルスが発生し、ストレッチは2回に1度発生します。

0:1は、ストレッチのみ、1:0は、パルスのみ発生します。

図25.png

使用論文

Electro-mechanical conditioning of human iPSC-derived cardiomyocytes for translational research

Kroll, K., Chabria, M., Wang, K., Häusermann, F., Schuler, F., & Polonchuk, L. (2017). Electro-mechanical conditioning of human iPSC-derived cardiomyocytes for translational research. Progress in Biophysics and Molecular Biology, 130, 212-222. doi:10.1016/j.pbiomolbio.2017.07.003

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