CellSoft™は、シリコーン・エラストマーが底面にプレコートされた、直径100 mmの培養ディッシュです。
プレコートされたエラストマーの弾性率は1〜60 kPaの範囲でお選び頂けます。
Flexcell®は、ユーザーが弾性率が特定されている基質と、マトリックスコーティング上で細胞を培養し、同じタイプの表面で実験を行うことをお勧めします。
このように、細胞は、ある弾性率の基質と、マトリックスコーティングから別の弾性率のサーフェースへの「基質衝撃」の影響を受けません。
CellSoft™培養ディッシュには、Spillguard™インサートが含まれています。これは、液体をディッシュ内に保持するのに役立ち、細胞の継代に理想的なサイズです。
ユーザーは、CellSoft™のマトリックスコーティングされた表面で細胞を最大3回繰り返してトリプシン処理および再プレーティングすることが可能です。

特徴
-
ソフトシリコンエラストマー コーティング済
-
弾性率 1, 5, 10, 20, 40, 60KPa
-
増殖のための細胞の継代に最適
-
培養ディッシュ径 100㎟、細胞培養エリア 57㎟
-
顕微鏡での観察が可能(無色透明、厚み1000µm)
-
複数の表面加工(右Table1参照)
-
低自家発光のため、免疫組織化学アッセイ、蛍光プローブで使用可能
-
常温、暗所保管で 1年間使用可能
仕様
下表の、6種類のプレート、6段階の弾性、2つのコーティングの組合せでお選び頂けます。
BioFlex用のプレートは伸展刺激培養装置(FX-6000T)と使用することも可能です。

※他のコーティングも対応可能ですので、別途ご連絡下さい。
関連製品

細胞が播種されたコラーゲン3次元構造体の培養促進用ゲルです。

正圧、負圧を使用して、フレキシブルボトムの培養プレート上で培養された細胞に、周期的、静的なメカニカルストレスを加える、コンピューター制御のバイオリアクターです。
BioFlex用CellSoftであれば、ソフトボトム上で分化させた細胞を移し替えること無く、そのまま伸展刺激を与えることができます。

左のFX-6000Tなどの伸展刺激培養装置専用培養プレートです。