Flexcellのシステムでは、培養プレートとLoading Stationの組合せにより、下記の伸展刺激が可能です。各ボタンから、使用方法が確認頂けます。

等二軸伸展(BioFlexプレート)
Tensionシステムで、等二軸伸展を行いたい場合は、下記2点が必要となります。
・BioFlex/バイオフレックス 専用培養プレート
・BioFlex Loading Post/ローディングポスト 伸展培養サポート台座
オプションのCellSeederを使用することにより、BioFlex培養プレートの中心に細胞を培養することが容易になります。
1、細胞の準備(オプションのセルシーダー使用の場合)
BioFlexは底面にコーティングがされておりますので、そこに細胞を播種してください。
オプションのセルシーダーを使うことにより、細胞をwellの中心に培養することができるので、効率よく、伸展刺激を与えることができます。
ここでは、セルシーダーを使用した培養方法を説明します。
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セルシーダーをベースプレートに挿入します。(写真1) オプション:Cell Seederポストの上縁にシリコン潤滑剤を追加して、Cell Seeder本体への膜の滑走を支援します。
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BioFlex®プレートをセルシーダーの上に配置されたそれぞれのガスケットに配置し、プレートのウェルがセルシーダーのポストの上に同心円状に整列するようにします。(写真2)
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テンションシステムを使用して、以下の設定でレジメンを作成して開始します。
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SHAPE:Static
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Min:0.0
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Max:15.0
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FREQ:1 Hz(staticモードでも入力必須)
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DURATION:播種時間(下記のステップ5を参照)に加えて、細胞をウェルに播種するのに必要な時間と同じ
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Platform:BioFlexローディングステーション(25mm)
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6ウェルのセルシーダーを個々のウェルに使用する場合の推奨される細胞懸濁液量は、培地1 mLと細胞です。この容量は、1000 µLのマイクロピペットで細胞と培地を注ぐ際に、プレート全体に培地と細胞の懸濁液を均一に分散させるのに十分な量であり、また、ベースプレートを移動する際に、懸濁液がセルシーダーフォームの境界内に留まる量です。
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懸濁液の容量が限られているため、細胞が付着するのに必要な播種時間を観察することをお勧めします。少なくとも2時間の播種時間が推奨されますが、必要な時間は使用する細胞の種類によって異なります。
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細胞が基板に付着した後、徐々に真空を解除します。真空を「n」秒ごとに設定されたパーセントに下げる、遅い真空解放レジメンを作成することをお勧めします。レジメンの例を以下の表(表1)に示します。
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非接着細胞を適切に吸引するため、各ウェルに1 mLの新しい培地をゆっくりと加えます。次に、(播種した細胞に隣接する)各ウェルの側面近くに吸引チップを挿入し、非接着細胞を含む培地を吸引します。
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各ウェルに3 mLの新しい培地を加え、テストの準備ができるまで、BioFlex®プレートをインキュベーターに戻します。

表1
真空解放レジメン

バイオフレックスプレート(BioFlex)

セルシーダー(CellSeeder)

写真1
ベースプレートにセルシーダーを
セットした状態

写真2
セルシーダーにBioFlexプレートを
セットした状態(左上)

写真3
細胞がWellの中心に集まっている状態
2、伸展刺激
細胞の培養が完了しましたら、次は伸展刺激です。手順は下記の通りです。
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Loading Station(ローディングステーション写真4)をベースプレートにセットします。
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その上に先ほど細胞を成長させたBioFlexプレートをセットします。(図1)
※ローディングステーションにより、BioFlexプレートの底部を真空で吸引する際に、底部の一部を保持し、360度方向への均二軸伸展を可能にします。 -
Regimen(伸展パラメーター)を設定し、伸展刺激を開始します
写真4
25mmローディングステーション


図1
ローディングステーション(左上)

図2
側面図
一連の流れはこちらの動画で確認頂けます
一軸伸展(UniFlexプレート)
Tensionシステムで、一軸伸展を行いたい場合は、下記が必要となります。
・UniFlex/ユニフレックス 専用培養プレート
・Arctangle Loading Post/ローディングポスト 一軸伸展培養サポート台座
手順は下記の通りです。



写真1
Arctangle Loading Post
写真2
UniFlexプレートをセットした状態
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UniFlexのwellに細胞を播種します。
※CellSeederは不要です。well底面の上下部分はコーティングされていないので、1軸伸展される底面のみ細胞が生成されます。 -
ベースプレートにArctangle Loading Post(写真1)をセットします。
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その上に、UniFlexプレートをセットします。(写真2)
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Regimen(伸展パラメーター)を設定し、伸展刺激を開始します。
線状3D培養+伸展(Linear)
線状(Linear)の3D組織を培養する際には下記が必要です。
・Linear Tissue Train Culture Plate/リニア ティシュートレイン培養プレート
・Linear Trough Loader/リニア トゥロフ ローダー培養サポート台座
手順は下記の通りです。
工事中 随時更新していきます。



台形3D培養+伸展(Trapezoidal)

台形(Trapezoidal)の3D組織を培養する際には下記が必要です。
・Trapezoidal Tissue Train Culture Plate/トラペゾイダル ティシュートレイン培養プレート
・Trapezoidal Trough Loader/トラペゾイダル トゥロフ ローダー培養サポート台座
手順は下記の通りです。
工事中 随時更新していきます。

