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リアルタイムでiPS心筋の収縮解析

  • 2月24日
  • 読了時間: 5分

更新日:3月6日

IonOptix CytoMotionによる高精度コントラクトリティ評価

iPS由来心筋細胞(hiPSC-CM)は、創薬研究、毒性評価、安全性薬理、疾患モデル研究などにおいて重要な評価ツールとなっています。しかしその一方で、

  • 細胞形態が未成熟でコントラストが弱い

  • 収縮パターンにばらつきがある

  • 定量解析に時間がかかる

といった課題もあります。


IonOptix社のCytoMotionは、これらの課題に対応し、iPS心筋の収縮をリアルタイムで解析できるソリューションです。


IonOptix社のCytoMotion


iPS心筋評価でリアルタイム解析が求められる理由

iPS心筋評価では、以下のようなパラメータが重要です。

  • 最大収縮速度

  • 最大弛緩速度

  • 収縮時間(Time to Peak)

  • 弛緩時間

  • 拍動周期

  • 収縮振幅


リアルタイム解析が可能であれば、

  • 薬剤投与直後の反応を即時評価

  • 濃度依存性試験の迅速化

  • 実験条件変更時の即時フィードバック

  • 高スループット評価への対応

が可能になります。


CytoMotionは、画像ベースのアルゴリズム(Pixel Correlation)を用いて、これらの収縮キネティクスをリアルタイムで抽出します。



IonOptix CytoMotionの特長

1. iPS心筋に最適化されたアルゴリズム

CytoMotionは、形態が未成熟なhiPSC-CMに対しても安定した解析が可能です。従来の単純なエッジ検出とは異なり、画像内ピクセル変位を相関解析することで、微細な収縮変化を検出します。


2. リアルタイム収縮解析

取得と同時にデータを解析し、以下の指標をリアルタイム表示

  • Peak shortening

  • dL/dt max(最大収縮速度)

  • dL/dt min(最大弛緩速度)

  • Time to peak

  • 90% relaxation time

薬剤スクリーニングや条件検討において、実験効率を大きく向上させます。


3. 高い再現性と定量性

iPS心筋はロット差・成熟度差の影響を受けやすい細胞です。CytoMotionは客観的かつ再現性の高い数値データを提供し、統計解析や論文化にも対応可能です。


4. IonOptix社の他システムとの統合

IonOptixのペーシング装置や温度制御系と組み合わせることで、

  • 電気刺激下での収縮評価

  • Ca2+シグナルとの同時解析

  • 長時間測定

にも対応可能です。



「リアルタイムiPS心筋評価」研究における主な用途

創薬スクリーニング

  • 心毒性評価(QT延長関連)

  • inotropic effect評価

  • 早期安全性スクリーニング


疾患モデル研究

  • 遺伝性心筋症モデル

  • 不整脈モデル

  • 収縮不全モデル


成熟化研究

  • 伸展刺激や電気刺激による成熟評価

  • 長期培養条件の比較検証



オレンジサイエンスについて

オレンジサイエンスは、IonOptix社製品の国内正規代理店として、

  • 導入前の技術相談

  • 実験条件の最適化提案

  • 設置・トレーニング

  • 導入後サポート

まで一貫対応いたします。


iPS心筋のリアルタイム評価をご検討中の研究室様は、ぜひご相談ください。









よくある質問(FAQ)

iPS心筋の単一細胞とシート状培養の両方に対応できますか?

はい、解析対象に応じて設定変更が可能です。


薬剤添加直後の変化も測定できますか?

可能です。リアルタイム表示により即時反応を確認できます。


Ca2+イメージングとの同時測定は可能ですか?

IonOptixの関連システムと組み合わせることで可能です。



リアルタイムでiPS心筋の収縮解析を実現

IonOptix社 CytoMotionシステム



創薬研究や安全性薬理試験において、iPS由来心筋細胞(hiPSC-CM)は不可欠な評価モデルとなっています。特に近年は、薬剤応答性や心毒性リスクを迅速かつ定量的に評価するために、リアルタイムでiPS心筋の収縮解析を行うニーズが高まっています。

こうした要求に応えるソリューションが、IonOptix社のCytoMotionです。


iPS心筋評価における課題

iPS心筋は、成熟心筋と比較して形態が未成熟であり、収縮挙動も多様です。そのため、

  • 微細な収縮変位の定量化が難しい

  • 実験中に解析結果を即時確認できない

  • スクリーニング効率が制限される

といった課題が生じます。


IonOptix社のCytoMotionが提供するデータ

IonOptix社のCytoMotionは、画像ベースの解析アルゴリズムを用いて、リアルタイムでiPS心筋の収縮解析を可能にします。取得した映像データを即座に数値化し、以下のような主要パラメータをリアルタイム表示します。

  • 最大収縮速度(dL/dt max)

  • 最大弛緩速度(dL/dt min)

  • 収縮時間(Time to Peak)

  • 弛緩時間

  • 収縮振幅


これにより、薬剤添加直後の応答変化を即時に評価でき、濃度依存性試験や条件検討を効率的に進めることが可能になります。


創薬・安全性評価への応用

IonOptix社のCytoMotionは、以下の研究分野で有効です。

  • 心毒性スクリーニング

  • inotropic effect評価

  • 疾患モデルにおける収縮機能解析

  • 成熟化プロトコルの比較検証

リアルタイム解析により、実験の意思決定を迅速化し、研究のスループット向上に貢献します。


高い再現性とデータ信頼性

iPS心筋研究では、ロット差や培養条件の影響を最小化し、客観的な数値データを取得することが重要です。IonOptix社のCytoMotionは、定量性と再現性に優れた解析環境を提供し、統計解析や論文化にも対応可能なデータ品質を確保します。


リアルタイムでiPS心筋の収縮解析をご検討の方へ

IonOptix社のCytoMotionは、iPS心筋評価における解析精度と実験効率を両立するソリューションです。リアルタイム解析による迅速なデータ取得は、創薬・安全性研究の加速に直結します。






ー その他の製品紹介 ー


MultiCellシステム


MultiCell(マルチセル)システムは、筐体に自動制御のXYZステージ、カメラ、照明が内蔵されており、IonOptixの周辺機器やソフトウェアをアドオンすることにより、さまざまな測定が自動でハイスループットで行えます。データ取得の手間がかからず、研究に集中するこができます。



MultiCellシステム







MyoCyteシステム


MyoCyte(マイオサイト)システムは20年以上、国内外で数多くの実績があり、画像解析による、細胞の収縮、サルコメアの測定、また2波長光源でレシオメトリックス方による細胞の蛍光測定が可能です。



MyoCyteシステム








C-Pace/ 筋細胞電気刺激培養装置


 イオンオプティクス社のシーペースシステム(C-Pace EM)は、筋細胞へ電気刺激を与えながら培養することができるシステムです。4~24wellまでの専用電極(C-Dish)により、同時に大量の細胞へ電気刺激が可能で、バイポーラ波形の刺激により、電気分解を防ぎ、長時間の刺激培養が可能です。


 設置も非常に簡単で、汎用培養プレート(※使用可能なリストはこちら)もそのままお使い頂けますので、装置に電源を接続するだけで、すぐにご使用頂けます!






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他の取り扱い装置は弊社のHPをご覧ください。






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