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マイクロスケール圧縮強度測定装置(MicroTester G2)

マイクロワイヤー(ビーム)を使用した測定原理

 MicroTesterは、設定した値でマイクロワイヤー(ビーム)でサンプルを圧縮し、前方にあるカメラでその変位を捉え、様々なアウトプットから、サンプルへかかる力を算出できる装置です。ここでは、その測定原理を説明します。

測定に必要なパラメーター

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​マイクロワイヤー(ビーム)の径とForce

​ マイクロワイヤー別(直径)の最適測定値範囲。

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キャリブレーション

​ パソコンの画面上のピクセルから実際の寸法を計算するため、マイクロスケールを使い、赤いカーソル間を1000μmと定め、キャリブレーションします。

​ これにより、測定時にサンプルのサイズ、マイクロワイヤーのたわみ(サンプルの変位)を数値化することができます。

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設定

​ 測定前に下記の値を設定します。

  • マイクロワイヤーのタイプ(通常はCircular)

  • 支点(ビームグリップ)からマイクロワイヤー先端までの長さ

  • マイクロワイヤー(ビーム)の直径

  • ​ばね定数(タングステンなので、411,000MPaで固定)

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​取得データ

​下記のデータが取得できます。

  • Cycle(Compress, Hold, Recover)

  • 測定開始からの時間

  • Force(μN)

  • Tipの変位(サンプルの変位)

  • Base変位(アクチュエーターの移動距離)

​その他、画像データ(最大5枚/秒)が保存されます。

​Force以外の数値は、これらのデータから、お客様自身で計算して頂く必要がございます。

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動画

クライアントレビュー

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ジャスティン・リュー博士 - Justin Liu, PHD Candidate

カリフォルニア大学サンディエゴ校 - Shaochen Chen Lab, University of California San Diego

組織工学アプリケーションのためのソフトハイドロゲルのマイクロ/ナノスケールの3Dプリントに焦点を当てています。MicroTester は、他の方法では正確に測定することが難しいサンプルを、正確に測定することができるユニークな装置です。提供されるソフトウェアは使いやすく、ラボの多様なニーズに柔軟に対応します。

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レアンダ・バプティスタ教授 - Prof. Leandra S. Baptista

リオデジャネイロ大学 - Federal University of Rio de Janeiro

Delivery of Human Adipose Stem Cells Spheroids into Lockyballs.

 

MicroTester は、多機能な光学システムと、機械特性試験により、細胞スフェロイドの測定を可能にするユニークな装置です。また、CellScaleのカスタマーサポートにも大変満足しています。

​仕様

LT モデル

バイオマテリアル・生体サンプル圧縮試験機

G2 モデル

バイオマテリアル・生体サンプル圧縮試験機

価格

デモ機貸し出しについて

MicroTesterは無料にてデモが可能です。実際の実験環境や使用環境でお試しいただき、MicroTesterの機能や性能、使いやすさ、製品の大きさ等を事前にご確認いただけます。デモ可能な機種や貸出期間等につきましてはお問い合わせください。

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