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倒立蛍光顕微鏡ライブセルイメージングシステム

「Lumascope」

正立型と倒立型の蛍光顕微鏡の違い

正立型の蛍光顕微鏡は、対物レンズをステージの上に置きます。ですので、正立型の蛍光顕微鏡は、固定されたサンプルや、スライドとカバースリップの間に挟まれたサンプルを研究するのに適しています。

一方、倒立型顕微鏡では、対物レンズはステージの下に置かれます。細胞を見るためには、顕微鏡のステージの下に対物レンズがあり、サンプルを下から見ることができるように上を向いている倒立蛍光顕微鏡が必要となります。

倒立蛍光顕微鏡が細胞観察、培養細胞の観察に使用される理由

細胞は底部に沈み、カバースリップに付着するため、組織培養フラスコなど、大きな容器の底にある生きた細胞を観察するのに便利です。

そして、上方向から液体交換やマイクロピペットなどで、サンプルにアクセス可能で、対物レンズとサンプルの接触がなく、無菌状態での作業が可能です。

このような理由から、倒立蛍光顕微鏡は細胞観察やライブセルイメージングに多く使用されます。

蛍光顕微鏡を使用するメリット

蛍光顕微鏡を使用する一番のメリットは、観察したいと思う細胞の分子を蛍光標識によりラベル付けし、分子レベルでの活動プロセスをリアルタイムかつ生きた状態で観察できる点です。

高解像度の蛍光顕微鏡を使用すれば、より細胞の詳細な活動を知ることができ、研究を一歩先にすすめることができます。

倒立蛍光顕微鏡の研究への応用

倒立蛍光顕微鏡は、従来の顕微鏡のようにスライドグラスの上で観察するよりも自然な状態で、容器の底にある生きた細胞や組織を観察でき、生物学的に広く応用されています。


ライブセルイメージングをはじめとし、​培養観察、細胞増殖、生細胞や組織の観察、コンフルエンス、細胞移動、創傷治癒、生体内調査、幹細胞の挙動観察、細胞死の分析など、様々な分野で応用され、細胞観察の裾野を広げています。

倒立蛍光顕微鏡ライブセルイメージングシステム「Lumascope」

Lumascope 倒立蛍光顕微鏡ライブセルイメージングシステムは、コンパクトサイズで、インキュベーター、安全キャビネット、環境制御ワークステーションなどの狭いスペースでも使用可能な、小型の蛍光顕微鏡です。


LED光源、Semrockフィルター、高度な光学エンジニアリングCMOSセンサーにより、ほぼ回折限界(理論上最大値)の分解能を提供します。コンピューターとUSBで接続し、画像、タイムラプス、動画を簡単に記録できます。様々な用途に応用でき、簡単なフォーカスで細胞イメージングが可能になります。この価格帯では、最も高性能なデジタルセルイメージングマイクロスコープです。


405nm、488nm、594nmのLED光源に、最適化されたSemrockBrightline®Pinkelフィルタセットを使用しており、 5つのフィルターセットは、3つの励起フィルター、1つのトリプルバンド発行フィルター、1つのビーム分割フィルターで構成されています。

蛍光顕微鏡 - Lumascope 商品一覧

明視野・位相差・3色蛍光・高速XY自動ステージ・オートフォーカス​モデル-LS850

明視野・3色蛍光
オートフォーカス
モデル

​*位相差アドオン可能

明視野・3色蛍光・オートフォーカス​モデル-LS820

明視野
3色蛍光​モデル
​*位相差アドオン可能
​*2023年終売予定

蛍光顕微鏡LS620
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