インキュベーター蛍光顕微鏡
Lumascopeはインキュベーター内でも使用可能なコンパクト蛍光顕微鏡です。Lumascope蛍光顕微鏡は、高解像度、多用途、コンパクト、しかも低価格を実現しました。低コストで高品質の画像を得ることができ、細胞の挙動を詳細に捉えることができます。
インキュベーターの他にも、安全キャビネット、環境制御ワークステーションなどの限られたスペースの中でも使用でき、お使いのコンピューターとUSDで接続するだけで、静止画、タイムラプス、動画を簡単に保存できます。
セットアップも簡単にでき、即座に使用が可能でセットアップ後のメンテナンスも基本的に不要です。最新LEDの光学設計により操作性・メンテナンスを簡素化、使いやすさを実現しました。
従来の蛍光顕微鏡
Etaluma
特徴
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培養インキュベーター内に入ります。
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回折限界付近の高解像度
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3色(赤、青、緑)蛍光のオプション
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明視野、位相差のオプション
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自動ステージ
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ライブセルイメージング
使用例
動画撮影例
エレクトロポレーション(電気穿孔法):
脂質生成間葉幹細胞のための持続可能な細胞生物学保存細胞ラベリング論
Kathrin von der Haar 氏他
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30944770
エタルーマ社のインキュベーター蛍光顕微鏡LumaScope600(40倍の対物レンズ使用)で撮影されたエレクトロポレーションをされたAD-hMSCのeGFP発現
内皮細胞はSiM Pore’s のナノ多孔性シリコン窒化物膜上で24時間以上培養されました。採取後すぐのヒトの好中球をシリコン膜の上部から灌流し、強力な化学誘引物質(fmlp)をシリコン膜の下層チャネルに加えたものです。
この位相差ビデオは、Etaluma LS560を使用し、1分間に10フレームを30分以上の間撮影したものです。二種類の色は膜の上下を示しています。
ビデオ提供:ロチェスター大学McGrath研究室 分析:DRVision Quyen Tran
コラーゲンマトリックス(3Dコラーゲン発芽アッセイ)に埋め込まれたヒトのスフェロイド黒色腫 (メラノーマ)。個々の細胞がスフェロイドから出ようとしているのが見えます。コラーゲンマトリックスへの腫瘍の浸透/運動性を測定しています。タイムラプスはインキュベーター内のLS720自動蛍光顕微鏡で撮影したものです。
提供:ドレクセル大学Ed Hartsough研究室
卵母細胞の成熟過程における殺虫剤の影響について
Xiang-Shun Cui 氏他曰く、”フィプロニルは、ブタの卵母細胞の生体内での成熟期に、アポトーシスや細胞周期の進行停止を促進します。”
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10495-019-01552-w
インキュベーター蛍光顕微鏡 画像撮影例
2種類のmRNAを示す組織バイオプシー
マウスの小脳皮質の中のプルンキンエ細胞
希突起神経膠細胞
色付けされたマウスの腎臓の糸球体尿細管(緑)と
アクチンフィラメント(赤)
堅牢性
Lumascopeはコンパクトながらも優れた堅牢性を有しています。
グローバルで600台近く販売されておりますが、人為的な故障も含め、不具合はほとんど報告されておりません。
下記動画はドロップテストの様子です。通常の使用で考えられる約1mの高さからの落下した後でも、正常に動作しているのがお分かり頂けます。
また、通常のインキュベーター内での使用はもちろん、90度の過酷な環境化でも数日間使用できた実績もございます。