長時間タイムラプス・3色蛍光対応 インキュベーター内ライブセルイメージングで受精卵・精巣・卵巣研究を加速
- 2月25日
- 読了時間: 7分
発生生物学・生殖医学・オルガノイド研究において、長時間タイムラプス観察と多色蛍光イメージングの両立は不可欠です。
特に、
受精卵の分割過程
精巣組織における精子形成
卵巣・卵胞の発生ダイナミクス
といった研究では、
37℃・5%CO₂環境の厳密な維持
長時間にわたる安定撮影
複数分子の同時可視化
が求められます。
これらの要求に応える装置が、Etaluma社のLS850です。

インキュベーター内ライブセルイメージングという設計思想
LS850は、装置本体をCO₂インキュベーター内に設置できる設計のライブセルイメージングシステムです。

従来方式との違い
従来の倒立顕微鏡 | Etaluma LS850 |
|---|---|
顕微鏡本体は室温環境 | 本体をインキュベーター内に設置 |
外付け環境制御チャンバーが必要 | 追加チャンバー不要 |
長時間観察で環境変動リスク | 培養環境を乱さず安定 |
この設計により、
長期間の胚発生観察
生殖組織スライスの連続撮影
オルガノイドの分化追跡
が可能になります。
長時間タイムラプス観察に最適
受精卵や卵胞発生では、数時間〜数日単位の連続撮影が必要です。
LS850は
インキュベーター内設置による環境安定性
低ドリフト設計
自動撮影制御ソフトウェア
により、長時間タイムラプス観察に対応します。
想定用途
マウス受精卵の分割追跡
卵巣組織の卵胞形成過程
精巣組織培養での精子形成ダイナミクス解析
3色蛍光対応で多因子解析を実現
LS850はマルチチャンネル蛍光観察に対応し、最大3色蛍光構成が可能です。
例
GFP標識細胞
RFP標識タンパク質
DAPI核染色
これにより、
発生段階ごとの遺伝子発現追跡
細胞種特異的マーカー解析
シグナル伝達の時間変化解析
が同時に行えます。
発生生物学や生殖医学研究では、単色観察では不十分なケースが多く、3色蛍光対応は重要な要件です。
受精卵研究におけるLS850の有用性
受精卵観察では、
温度変動が発生に影響
CO₂濃度の安定が必須
長時間非侵襲観察が必要
LS850はインキュベーター内観察により、培養条件を維持したまま発生を追跡可能です。
胚発生研究、トランスジェニック解析、発生タイミング解析などに適しています。
精巣・卵巣研究への応用
精巣・卵巣研究では、
組織スライス培養
生殖幹細胞研究
卵胞形成解析
ホルモン応答の時間変化解析
などが行われます。
LS850は、
3D培養系
組織スライス
オルガノイド
のライブ観察に適した設計であり、生殖系組織の長期観察ニーズと整合します。
オレンジサイエンスによる国内サポート
オレンジサイエンスでは、Etaluma社LS850の国内導入支援を行っています。
製品仕様説明
導入前技術相談
アプリケーション相談
国内サポート体制
発生・生殖研究における装置選定の段階から支援いたします。
こんな研究者の方へ
受精卵の長時間タイムラプス観察を行いたい
精巣・卵巣組織の蛍光ライブ解析を行いたい
3色蛍光で分子動態を同時観察したい
インキュベーター内ライブセルイメージングを検討している
そのようなニーズに、Etaluma社LS850は有力な選択肢となります。

お問い合わせ
長時間タイムラプス・3色蛍光対応 インキュベーター内ライブセルイメージングシステム Etaluma社 LS850 に関しましては、オレンジサイエンスまでお気軽にお問い合わせください。
よくある質問(FAQ)
長時間タイムラプスとは何ですか?
長時間タイムラプスとは、数時間から数日間にわたり一定間隔で連続撮影を行い、細胞や組織の動的変化を記録する手法です。
発生生物学や生殖研究では、
受精卵の分割過程
卵胞形成
精子形成過程
オルガノイドの分化
などの時間依存的変化を解析するために用いられます。インキュベーター内に設置できるライブセルイメージング装置は、培養環境を維持したまま長時間タイムラプス観察が可能です。
3色蛍光観察とは何ですか?
3色蛍光観察とは、異なる蛍光波長を持つ3種類の蛍光色素や蛍光タンパク質を同時に可視化する技術です。
例:
GFP(緑)
RFP(赤)
DAPI(青)
これにより、
複数タンパク質の同時発現解析
細胞種の識別
シグナル伝達の時間変化追跡
が可能になります。生殖系研究や発生研究では、多因子同時解析のために3色蛍光対応が重要です。
インキュベーター内ライブセルイメージングとは何ですか?
インキュベーター内ライブセルイメージングとは、顕微鏡本体をCO₂インキュベーター内に設置し、培養環境を維持したまま観察する方法です。
特長:
温度(37℃)維持
CO₂濃度安定
湿度維持
培養皿の移動不要
これにより、受精卵や組織培養の長期観察に適した安定環境を実現します。
受精卵の観察にインキュベーター内顕微鏡が必要な理由は何ですか?
受精卵は温度やCO₂濃度の変動に敏感です。室温環境に取り出して観察すると、
発生遅延
発生異常
データの再現性低下
が起こる可能性があります。インキュベーター内で観察することで、発生条件を維持したまま分割過程を連続記録できます。
精巣や卵巣研究でライブセルイメージングはどのように使われますか?
精巣・卵巣研究では、
組織スライス培養
生殖幹細胞の分化追跡
卵胞成熟過程の観察
ホルモン応答の時間変化解析
などが行われます。長時間タイムラプスと3色蛍光を組み合わせることで、分子発現と形態変化を同時に解析できます。
LS850はどのような研究分野に適していますか?
LS850 は、
発生生物学
生殖医学
幹細胞研究
オルガノイド研究
毒性試験
など、長時間ライブ観察が必要な分野に適しています。LS850はインキュベーター内設置型で、3色蛍光観察と長時間タイムラプスに対応します。
なぜインキュベーター内設置型が長期観察に有利なのですか?
理由は以下の通りです。
培養環境が安定する
細胞ストレスを低減できる
連続観察時の再現性が向上する
外部振動や温度変化の影響を受けにくい
そのため、受精卵や生殖組織など環境変動に敏感なサンプルに適しています。
長時間タイムラプスと3色蛍光を同時に行うメリットは何ですか?
長時間タイムラプスは「時間変化」を可視化します。3色蛍光は「分子情報」を可視化します。
両者を組み合わせることで、
いつ(時間)
どこで(位置)
何が(分子)
起きているかを同時に解析できます。これは発生・生殖研究において重要な解析手法です。
etaluma社 ライブセルイメージングシステム Lumascope

エタルマのLumascope(ルマスコープ)は、優れた感度、解像度、ゼロピクセルシフトを備えた、半導体光学の新しいコンセプトで設計された、倒立型小型蛍光顕微鏡です。
そのコンセプトのデザインにより、インキュベーター、ドラフトチャンバーなどの限られたスペースの中で使用でき、幅広いラボウエアでのライブセルイメージングを可能にします。
LS820
LS820 は、現行のモデルにオートフォーカス機能が追加され、低コストでのオートフォーカス3色蛍光観察が可能になりました。ソフトウエアも新しくなり、より簡単に、高画質な画像データの取得ができます。
LS850
LS850 は、現行の自動XYステージのついたLS720全自動モデルの改良版です。新たな位相差技術により、位相差照明をコンパクトにし、オプションのタレットにより、4つの対物レンズを搭載することが可能となりました。
各モデルの詳細は下記からご確認下さい。



