培養オートメーション
- 3月17日
- 読了時間: 10分
培養オートメーションを実現するライブセルイメージング
Etaluma社 Lumascope LS820
細胞培養実験では、細胞の増殖・形態変化・蛍光シグナルなどを長時間かつ継続的に観察することが重要です。しかし、従来の顕微鏡観察では、培養器からサンプルを取り出して観察する必要があり、温度やCO₂環境の変化による細胞への影響や、観察作業の負担が課題となっていました。
Etaluma社 Lumascope LS820 は、インキュベーター内でライブセル観察を行えるコンパクトな蛍光顕微鏡です。長期間のタイムラプス観察や蛍光解析を自動化することで、培養オートメーションの実現をサポートします。

培養オートメーションとは
培養オートメーションとは、細胞培養や培養観察のプロセスを自動化し、研究者の作業負担を軽減すると同時に、再現性の高いデータ取得を可能にする研究手法です。
近年では以下のような目的で導入が進んでいます。
長期間のライブセル観察
タイムラプスイメージング
多条件培養実験のモニタリング
細胞増殖・形態変化の定量解析
創薬スクリーニング
特にインキュベーター内観察型の顕微鏡は、培養環境を維持したまま連続観察できるため、培養オートメーションの重要な要素となっています。
Lumascope LS820が培養オートメーションに適する理由
インキュベーター内でのライブセルイメージング
LS820はコンパクト設計のため、CO₂インキュベーターや培養フード内に設置可能です。細胞培養環境を維持したまま長時間観察ができ、細胞へのストレスを最小限に抑えます。
タイムラプス観察を自動化
LS820はモーター駆動フォーカスを搭載しており、オートフォーカスやZスタック撮影に対応しています。これにより、数時間から数日間にわたる細胞の変化を自動で記録することができます。
取得可能なデータ例:
タイムラプス画像
Zスタック画像
動画データ
静止画像
蛍光観察に対応
LS820は以下の蛍光チャンネルを利用できます。
Blue fluorescence
Green fluorescence
Red fluorescence
DAPI、FITC、GFP、mCherryなどの一般的な蛍光プローブに対応しており、多色蛍光観察を用いた細胞機能解析に利用できます。
培養プレート・フラスコなど多様な培養容器に対応
LS820は以下の培養容器に対応しています。
マイクロプレート
培養フラスコ
ディッシュ
スライド
マイクロ流体デバイス
これにより、さまざまな細胞培養実験の自動観察システムとして活用できます。
培養オートメーションにおける主な研究用途
細胞増殖・コンフルエンシー解析
細胞密度や増殖速度をタイムラプスで記録し、増殖動態を解析します。
創薬スクリーニング
多ウェルプレートを用いた薬剤応答解析や細胞毒性評価に利用できます。
細胞移動・創傷治癒アッセイ
細胞移動や傷害回復過程を連続的に観察することで、細胞機能の評価が可能です。
幹細胞・オルガノイド研究
分化過程や形態変化を長時間モニタリングする研究にも適しています。
Lumascope LS820の主な特長
インキュベーター内で使用可能なコンパクト設計
ライブセルイメージング対応
3色蛍光観察(Blue / Green / Red)
オートフォーカスおよびZスタック撮影
タイムラプス撮影による長時間観察
多様な培養容器に対応
Pythonインターフェースによるシステム連携
これらの機能により、LS820は細胞培養の観察プロセスを自動化し、培養オートメーション環境を構築するための有力なツールとなります。
培養オートメーション研究にLS820を
培養実験の自動化は、研究効率の向上だけでなく、データ品質の向上にも大きく貢献します。
Etaluma社 Lumascope LS820 は、インキュベーター内でのライブセルイメージングとタイムラプス観察を可能にし、培養オートメーションを実現するコンパクトな顕微鏡システムです。
細胞培養研究、創薬研究、幹細胞研究など、さまざまな分野で活用できます。
お問い合わせ
Etaluma社 Lumascope LS820の詳細情報、デモ、導入相談については、オレンジサイエンスまでお問い合わせください。研究用途や実験条件に合わせた最適なシステム構成をご提案いたします。
よくあるご質問(FAQ)
培養オートメーションとは何ですか?
培養オートメーションとは、細胞培養や細胞観察のプロセスを自動化し、実験の効率化と再現性の向上を目的とした研究手法です。タイムラプス撮影、細胞増殖モニタリング、画像解析などを自動化することで、長期間にわたる細胞培養の変化を継続的に記録できます。近年はライブセルイメージング装置やロボット培養システムと組み合わせて導入されるケースが増えています。
培養オートメーションではどのような装置が使用されますか?
培養オートメーションでは、主に以下の装置が使用されます。
ライブセルイメージング顕微鏡
インキュベーター内顕微鏡
自動培養装置
プレートハンドリングロボット
画像解析ソフトウェア
特にインキュベーター内で連続観察が可能なライブセルイメージング装置は、培養状態を自動的にモニタリングする重要な装置として利用されています。
培養オートメーションのメリットは何ですか?
培養オートメーションの主なメリットは以下の通りです。
実験の再現性向上
長時間の細胞観察が可能
手作業の削減による研究効率の向上
多条件実験の同時モニタリング
定量的な画像データ取得
これにより、創薬研究や細胞生物学研究においてより高品質なデータ取得が可能になります。
ライブセルイメージングは培養オートメーションにどのように役立ちますか?
ライブセルイメージングは、細胞を培養環境のまま観察できる技術であり、培養オートメーションにおいて重要な役割を果たします。
例えば、
細胞増殖の連続観察
細胞形態の変化
蛍光シグナルの発現
細胞移動や分化過程
などを自動的に記録することが可能です。
インキュベーター内顕微鏡とは何ですか?
インキュベーター内顕微鏡とは、細胞培養用インキュベーターの内部に設置できる小型顕微鏡のことです。培養環境(温度・CO₂・湿度)を維持したまま細胞観察ができるため、細胞への環境ストレスを最小限に抑えながら長期間の観察を行うことができます。
Etaluma社 Lumascope LS820は培養オートメーションにどのように利用できますか?
Etaluma社のLumascope LS820は、インキュベーター内でライブセル観察を行えるコンパクトな蛍光顕微鏡です。
主な特長として
インキュベーター内設置
タイムラプス撮影
オートフォーカス
多色蛍光観察
などの機能があり、細胞培養の長期観察や自動モニタリングに利用できます。これにより、培養オートメーション環境の構築をサポートします。
培養オートメーションはどの研究分野で利用されていますか?
培養オートメーションは以下の研究分野で広く利用されています。
創薬研究
がん研究
幹細胞研究
再生医療
細胞生物学
オルガノイド研究
特に多条件実験や長時間観察が必要な研究分野で重要な技術となっています。
培養オートメーションは創薬研究にどのように活用されますか?
創薬研究では、多数の化合物を細胞に投与して効果や毒性を評価する必要があります。
培養オートメーションとライブセルイメージングを組み合わせることで、薬剤応答や細胞形態変化を自動的に記録・解析することが可能になります。
培養オートメーションを実現する最適解
Etaluma社 Lumascope LS820

細胞培養研究において、観察の自動化(培養オートメーション)は、研究効率とデータ品質を大きく左右する重要な要素となっています。特に、細胞の増殖や形態変化、蛍光シグナルの発現を長時間かつ安定した環境下で観察することは、再現性の高い実験結果を得る上で不可欠です。
こうしたニーズに対し、Etaluma社の Lumascope LS820 は、非常に実用性の高いソリューションを提供します。
インキュベーター内で完結する培養オートメーション
LS820の最大の特長は、インキュベーター内に設置可能なコンパクト設計にあります。従来のようにサンプルを外部に取り出す必要がなく、温度・CO₂環境を維持したままライブセル観察が可能です。
これにより、
細胞への環境ストレスを最小化
実験条件のばらつきを低減
長時間観察の安定性向上
といった、培養オートメーションにおいて極めて重要な要素を実現します。
タイムラプス × 自動フォーカスによる連続モニタリング
LS820は、タイムラプス撮影とオートフォーカス機能を備えており、細胞の状態変化を自動で記録できます。
例えば、
細胞増殖の進行
コンフルエンシーの変化
細胞移動や分化過程
薬剤応答による形態変化
などを、人手を介さず継続的にデータ取得することが可能です。これは、創薬研究や幹細胞研究におけるスクリーニング効率を大きく向上させます。
多色蛍光観察による高度な細胞解析
LS820は、Blue / Green / Redの3色蛍光観察に対応しており、GFPやRFPなどの一般的な蛍光プローブを用いた解析が可能です。
これにより、
遺伝子発現解析
細胞機能評価
複数マーカーの同時観察
といった、より高度なライブセル解析を培養環境内でそのまま実行できます。
多様な培養容器に対応し、実験系を選ばない
LS820は、
マイクロプレート
培養ディッシュ
フラスコ
マイクロ流体デバイス
など、さまざまな培養フォーマットに対応しています。そのため、既存の実験プロトコルを大きく変更することなく、スムーズに培養オートメーション環境へ移行できます。
研究現場での導入価値
Etaluma社 Lumascope LS820は、単なる顕微鏡ではなく、細胞培養プロセスの自動化を実現するプラットフォームです。
特に以下の用途で高い効果を発揮します。
創薬スクリーニング
細胞増殖・毒性評価
幹細胞・オルガノイド研究
細胞移動・創傷治癒アッセイ
長期タイムラプス解析
培養オートメーションを次のレベルへ
培養オートメーションの導入は、研究のスピードと精度を同時に引き上げる重要なステップです。
Etaluma社 Lumascope LS820 は、
インキュベーター内観察
タイムラプス自動取得
多色蛍光解析
を一体化したシステムとして、細胞培養研究の新しいスタンダードを提供します。
研究の効率化とデータの信頼性向上を目指す現場において、LS820は非常に有効な選択肢です。
etaluma社 ライブセルイメージングシステム Lumascope

エタルマのLumascope(ルマスコープ)は、優れた感度、解像度、ゼロピクセルシフトを備えた、半導体光学の新しいコンセプトで設計された、倒立型小型蛍光顕微鏡です。
そのコンセプトのデザインにより、インキュベーター、ドラフトチャンバーなどの限られたスペースの中で使用でき、幅広いラボウエアでのライブセルイメージングを可能にします。
LS820
LS820 は、現行のモデルにオートフォーカス機能が追加され、低コストでのオートフォーカス3色蛍光観察が可能になりました。ソフトウエアも新しくなり、より簡単に、高画質な画像データの取得ができます。
LS850
LS850 は、現行の自動XYステージのついたLS720全自動モデルの改良版です。新たな位相差技術により、位相差照明をコンパクトにし、オプションのタレットにより、4つの対物レンズを搭載することが可能となりました。
各モデルの詳細は下記からご確認下さい。




