96ウェルプレートの濃縮を効率化する MICROVAP マイクロプレートエバポレーター
96検体へ一括で窒素を吹き付け、サンプル前処理の移し替え作業を削減

Organomation社のMICROVAP マイクロプレートエバポレーターは、96ウェルプレート1枚をそのままセットし、各ウェルへ窒素ガスを同時に吹き付けられる窒素エバポレーターです。標準的な96ウェルマイクロプレートと96ウェルディープウェルプレートに対応します。
8×12配列の96本のステンレス製ニードルから各ウェルへ窒素ガスを供給し、多検体・少容量サンプルの溶媒を効率よく蒸発・濃縮します。試験管やバイアルへ移し替えてから濃縮する工程を減らせるため、96ウェルプレートを使用する分析ワークフローの効率化に適しています。
加熱モデルは、アルミニウム製ドライブロックとデジタル温度コントローラーを搭載。室温から130℃まで設定でき、設定温度を±2℃の精度で制御します。室温で蒸発処理を行う場合には、加熱台を含まない非加熱モデルも選択できます。
96ウェルプレートを使った濃縮・乾固工程の効率化をご検討の方は、サンプル、溶媒、プレート、現在の前処理方法についてオレンジサイエンスへご相談ください。
96ウェルプレートの濃縮で、このような課題はありませんか?
96ウェルプレートから試験管やバイアルへサンプルを移し替えている
多数の少量サンプルを、1検体ずつ濃縮する作業に時間がかかる
移し替え回数を減らし、サンプルロスや取り違えのリスクを抑えたい
ウェル間で処理条件をそろえながら、一括して窒素を吹き付けたい
ドラフトチャンバー内の限られたスペースに設置できる装置を探している
既存の加熱環境を活用できる非加熱タイプも比較したい
試験管・バイアル用の濃縮装置は数多くありますが、96ウェルプレートへ直接窒素を吹き付け、一括処理できる装置の選択肢は限られます。MICROVAPは、96ウェルプレートを中心とするワークフローのために設計された、コンパクトな窒素吹付式エバポレーターです。
MICROVAPが96ウェルプレートのサンプル前処理に適している理由
1.96ウェルプレート1枚を、そのまま一括処理
MICROVAPのガス供給マニホールドは、96ウェルプレートに合わせた8×12配列です。96本のニードルから各ウェルの液面へ窒素ガスを供給できるため、プレートから別容器へ移し替えることなく、96検体の蒸発・濃縮を同時に進められます。1枚のプレートを処理するワークフローに適した構成で、必要以上に大きな装置を導入せず、日常的なサンプル前処理を効率化できます。
2.標準プレートとディープウェルプレートに対応
標準的な96ウェルマイクロプレートに加え、96ウェルディープウェルプレートにも対応します。使用するプレートの寸法や材質、耐熱温度、溶媒との適合性については、導入前にご確認ください。
3.窒素吹付と均一なドライブロック加熱を組み合わせて濃縮
加熱モデルでは、サンプル表面への窒素吹付とアルミニウム製ドライブロックによる加熱を組み合わせて溶媒の蒸発を促進します。デジタル温度コントローラーにより、室温から130℃まで設定可能です。温度、窒素流量、ニードルと液面の距離をサンプルや溶媒に合わせて調整することで、管理された条件で濃縮工程を行えます。
4.非加熱モデルも選択可能
室温で蒸発させる用途や、研究室で保有する加熱環境との組み合わせを検討する場合には、マニホールドとスタンドを中心とする非加熱モデル(カタログ番号11801-O)を選択できます。既存ヒーターとの併用可否は、寸法、温度制御、安全性、使用溶媒などの条件によって異なります。事前に装置構成をご相談ください。
5.限られた作業スペースにも設置しやすいコンパクト設計
MICROVAPは、Organomation社の窒素エバポレーターの中でも設置面積が小さいモデルです。加熱モデルの外形寸法は幅25.4×奥行31.75×高さ43.18cmで、ベンチやドラフトチャンバー内のスペースを有効に活用できます。
6.流量と温度をわかりやすく設定
0~25L/minの調整式ガス流量計とデジタル温度コントローラーを備えています。使用条件を設定しやすく、96ウェルプレートを用いる定型的な前処理工程への組み込みに適しています。
日本国内での導入事例:国立環境研究所
国立環境研究所 環境リスク・健康領域(環境リスク科学研究推進室)では、生態毒性研究における多数の試料処理に、Organomation社のMICROVAPが採用されています。

導入前の課題
同研究室では、環境中へ放出された化学物質が生態系へ与える影響を評価する研究の一環として、試験生物を用いた毒性試験や甲状腺ホルモンの分析に取り組んでいます。
分析では試験生物を1匹ずつ処理する必要があり、1能毒につき20匹、4能毒で80匹、30サンプルで合計2,400匹分の検体を扱う必要がありました。しかし、96ウェルプレートを一括処理できるエバポレーターがなく、サンプルを別容器へ移し替える工程が必要となり、スループットが課題でした。
MICROVAPを選定した理由
96ウェルプレートを一度に処理できる
プレートから別容器への移し替え作業を減らせる
同研究室が保有していたヒーターとの併用が可能だった
導入後の効果
MICROVAPの導入により、96ウェルプレート1枚を一括処理できるようになり、分析のハイスループット化を実現しました。導入後には、装置が使いやすく、計画していた実験を行えるようになったとの評価をいただいています。
想定される用途
MICROVAPは、96ウェルプレートに分注した多検体・少容量サンプルの溶媒除去、濃縮、乾固を必要とする前処理工程に使用できます。
環境分析・生態毒性研究における多検体処理
LC/MS、GC/MS、HPLCなどの機器分析前のサンプル前処理
製薬・ライフサイエンス研究における抽出後サンプルの濃縮
96ウェルプレートを用いるバイオアナリシス
多検体スクリーニング後の溶媒除去
少量サンプルの濃縮・乾固
適切な温度、窒素流量、処理時間は、溶媒、サンプル量、プレート材質、目的とする最終容量によって異なります。新しい条件で使用する際は、ブランク試料などを用いて事前に条件を検討してください。
主な仕様
項目 | 加熱モデル | 非加熱モデル |
|---|---|---|
製品名 | Single Plate MICROVAP | Single Plate MICROVAP(加熱台なし) |
カタログ番号 | 11801 | 11801-O |
処理プレート数 | 96ウェルプレート 1枚 | 96ウェルプレート 1枚 |
マニホールド配列 | 8×12 | 8×12 |
ポジション間隔 | 9.0mm | 9.0mm |
対応プレート寸法 | 8.5×13cm | 8.5×13cm |
ニードル | ステンレス製、長さ51mm、19ゲージ | ステンレス製、長さ51mm、19ゲージ |
ガス流量計 | 0~25L/min | 0~25L/min |
標準ガス入力圧 | 20~30psig | 20~30psig |
温度範囲 | 室温~130℃ | 室温 |
温度制御 | デジタル電子制御、精度±2℃ | なし |
ヒーター出力 | 180W | なし |
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 25.4×31.75×43.18cm | 21.6×33.0×35.6cm |
※製品仕様は変更される場合があります。導入時には最新仕様をご確認ください。
標準機能と主なオプション
標準機能(加熱モデル)
調整式ガス流量計
デジタル温度制御
高温リミットスイッチ
96本の2インチ×19ゲージ・ステンレス製ニードル
窒素フィルター
陽極酸化アルミニウム製ドライブロック
主なオプション
加熱台なし構成(11801-O)
Zパージ/正圧パージケース
装置およびニードルの耐酸性コーティング
減圧レギュレーター
15本または24本のチューブサンプルに対応する変換キット
用途に合わせた各種ニードルサイズ/ゲージ
使用する化学物質によっては、Zパージ仕様や耐酸性コーティングなどの選択が必要です。溶媒の性質と安全データシート(SDS)を確認し、適切な換気設備を備えたドラフトチャンバー内で使用してください。
MICROVAP導入までの流れ
1.現在の前処理工程を確認
サンプルの種類、使用溶媒、1ウェル当たりの容量、プレートの型式、処理数、目的とする最終容量を確認します。
2.加熱・非加熱モデルを選定
溶媒の沸点、サンプルの温度感受性、既存設備との組み合わせを踏まえ、適切な構成を検討します。
3.必要なオプションを確認
供給する窒素ガスの圧力、使用する化学物質、電源、設置場所などに応じて、レギュレーターや耐酸性仕様などを確認します。
4.見積もり・仕様確認
選定した構成に基づき、オレンジサイエンスから仕様と見積もりをご案内します。
5.導入・運用開始
装置導入後は、ブランク試料を用いて温度、流量、ニードル位置などの条件を検討し、研究室の手順へ組み込みます。
よくある質問
MICROVAPは96ウェルすべてへ同時に窒素を吹き付けられますか?
はい。8×12配列の96本のニードルを備え、96ウェルプレート1枚へ一括して窒素ガスを供給できます。本ページでご紹介しているのは、プレート1枚を処理するモデルです。
96ウェルディープウェルプレートも使用できますか?
はい。標準的な96ウェルマイクロプレートと96ウェルディープウェルプレートに対応しています。実際に使用するプレートの外形寸法、材質、耐熱性、溶媒適合性は事前にご確認ください。
加熱せずに窒素吹付だけで使用できますか?
はい。加熱台を含まない非加熱モデル(11801-O)があります。室温での蒸発処理や、既存設備との組み合わせを検討する場合に選択できます。既存ヒーターとの併用については、適合性と安全性の確認が必要です。
加熱モデルの温度範囲はどのくらいですか?
室温から130℃まで設定でき、デジタル温度コントローラーの精度は±2℃です。実際の設定温度は、サンプル、溶媒、プレートの耐熱性などに応じて決定してください。
どの程度の窒素供給が必要ですか?
ガス流量計の範囲は0~25L/min、標準ガス入力圧は20~30psigです。供給設備の圧力が異なる場合には、オプションの減圧レギュレーターを使用できます。
高沸点溶媒にも使用できますか?
加熱モデルは室温から130℃まで設定でき、幅広い沸点の溶媒を効率的に蒸発させる設計です。ただし、適切な温度と流量は溶媒や分析対象によって異なります。プレートの耐熱性と溶媒適合性も含めて事前にご確認ください。
引火性溶媒や酸性・塩基性の試料にも使用できますか?
使用物質に応じた安全仕様の確認が必要です。高引火性物質にはZパージ/正圧パージ仕様、酸性・塩基性物質には耐酸性コーティングの検討が必要となる場合があります。必ずSDSと取扱説明書を確認し、研究室の安全管理責任者へご相談ください。
96ウェルプレート以外の容器にも対応できますか?
オプションの変換キットを使用することで、15本または24本のチューブサンプルを処理できる構成へ変更できます。使用するチューブの寸法をもとに適合性をご確認ください。
MICROVAPの見積もりや納期を知りたい場合はどうすればよいですか?
加熱・非加熱モデル、電源、コーティング、レギュレーターなどの構成によって異なります。ご希望の用途と使用条件を添えて、オレンジサイエンスへお問い合わせください。
96ウェルプレートの濃縮工程を、移し替えの少ないワークフローへ
MICROVAPは、96ウェルプレートをそのまま一括処理できる窒素エバポレーターです。多数の少量サンプルを扱う研究室で、容器の移し替えや1検体ずつの処理に時間がかかっている場合、前処理工程の効率化に役立ちます。
国内導入事例も踏まえ、オレンジサイエンスが用途に適した構成選定をサポートします。サンプル、溶媒、プレート、処理数、既存設備についてお知らせください。
Organomation社 窒素エバポレーターの製品ライン
MICROVAP
MICROVAPは、小容量サンプルやマイクロプレート形式の処理に対応するコンパクトな窒素エバポレーターです。少量サンプルの濃縮や、研究用途での小スケール前処理に適しています。

N-EVAP
N-EVAPは、小規模から中規模のサンプル数を扱う研究室・検査室に適した窒素エバポレーターです。各サンプル位置でガス流量を調整できるモデルもあり、サンプル量や容器サイズが異なる場合にも柔軟に対応しやすい点が特長です。

MULTIVAP
MULTIVAPは、多検体処理に適した窒素エバポレーターです。同一条件で多数のサンプルを並行処理したい検査機関、研究所に適しています。ルーチンで多数検体を扱うワークフローに有効です。

Organomation - 窒素エバポレーター
オレンジサイエンスでは世界的に有名なOrganomation社の窒素エバポレーターを取り扱っています。Organomation社は、窒素ブローダウン技術を中心とした窒素エバポレーター・窒素ブローダウン蒸発装置を専門としている機器開発メーカーです。1959年に設立され、60年以上にわたり、世界中の研究・試験機関向けに窒素エバポレーター・窒素蒸発装置を提供してきました。Organomation社の高品質な窒素エバポレーター装置は、世界中で信頼性が高く、メンテナンスの手間がかからない実験装置であると高く評価されています。また、耐用年数が長いため、今日の多忙な研究室にとって、非常に費用対効果の高いソリューションとなっています。
窒素エバポレーターとは、分析用サンプルの前処理によく使用される実験装置です。環境試験、農業、食品・飲料、医薬、品質保証、科学捜査、オイル・グリースなど、様々な業界で使用されており、質量分析を行う前にサンプルを乾燥・濃縮するために使用されます。試料は窒素エバポレーターに充填され、窒素ブローダウンが、時には熱と併用されながら、試料の水分を除去するために使用されます。
Organomationの卓上型窒素エバポレーターは、窒素ガスの穏やかな流れをサンプルに直接供給します。一定のガス流は、蒸気が飽和した空気層を押し流し、蒸気が液体に戻るのを防ぎます。これにより、過剰な溶媒蒸気の量が減少し、圧力が下がり、サンプルがより速く蒸発することが可能になります。これは、少量、揮発性、半揮発性のサンプルには特に重要です。
窒素ブローダウンは消耗品を必要としない方法であり、サンプルに非常に優しく、代替オプションと比較して非常に手頃な価格です。
Organomationは、N-EVAPライン、MULTIVAPライン、MICROVAPラインの3つの主要製品ラインを通じて、少量サンプル用の窒素ブローダウン蒸発器の多くのバリエーションを提供しています。
N-EVAP
N-EVAPは調整可能な窒素ブローダウン技術を利用しており、窒素ガスを無駄にすることなく、サンプルへの窒素フローを完全にコントロールできます。柔軟性がN-EVAPの特徴です。他の少量サンプルエバポレーターと異なり、N-EVAPは、別々のヒートブロックを必要とせず、一度に数種類のバイアルやチューブを保持することができます。非加熱モデルだけでなく、ウォーターバスまたはドライビーズ付きの加熱モデルもあります。

MULTIVAP
MULTIVAPは、一度に多数のサンプルのバッチ濃縮に一貫性を提供します。チューブは、加熱された特注アルミブロックまたはウォーターバスに設置されます。窒素分配マニホールドはユニットとして昇降し、1回の動作で全サンプルへの蒸発を開始または停止します。

MICROVAP
MICROVAPは、96ウェルマイクロプレートや小ロット用に設計されたコンパクトな装置で、ライフサイエンスや製薬業界のお客様によく使用されています。サンプルは、サンプルチューブに合うように特注加工された加熱アルミニウムブロックに収まります。常温での蒸発用に、加熱なしのモデルもあります。

窒素ブローダウン蒸発器は、少量のサンプルや大量のサンプルの蒸発、複数のサンプル前処理方法の同時実行を可能にすることで、ラボに利益をもたらします。
動画
時間計算・溶媒除去方法判別ツール
Organomation社の日本語Webサイトでは溶媒除去に関する時間計算ツール・溶媒除去方法判別ツールを用意しています。手作業で処理していた濃縮除去の時間を濃縮器を使うことでどれだけ時間短縮できるか、ラボに必要な溶媒除去方法、濃縮器が必要か、など、いくつかの質問に答えるだけですぐに回答が得られます。ぜひご活用ください。
Organomationの窒素エバポレーターの違い
Organomation社は、窒素ブローダウン技術を中心としたラボ用窒素エバポレーターのメーカーです。N-EVAP、MICROVAP、MULTIVAPの3つの主要なブローダウン製品ラインがあります。各製品ラインは、容量、制御、機能が異なるため、さまざまな用途に対応できるように設計されています。ここでは、各エバポレーターの主な違いを説明し、どのエバポレーターがお客様のラボに最適かを判断できるようにします。

加熱媒体

全てのエバポレーターには加熱機能が標準装備されていますが、小さなサンプルや熱に敏感なサンプルを扱う場合は、非加熱タイプも選択できます。加熱オプションが必要な場合は、各ユニットで使用される加熱媒体を知ることが重要です。
N-EVAP
全ユニットにウォーターバスが標準装備されています。6、12、24ポジションのN-EVAPには、アルミビーズまたはガラスビーズを使用したドライバスのオプションがあります。ウォーターバスとドライバスの違いと、それぞれの利点を生かすアプリケーションについてご覧ください。
MICROVAP
すべてのユニットがアルミニウム製ヒートブロックを使用しています。15ポジションと24ポジションのMICROVAPには、チューブやバイアル用の特注ドリル付きアルミインサートも付属しています。
MULTIVAP
64ポジションと100ポジションのMULTIVAPを除き、カスタムドリルアルミヒートブロックを使用しています。
サンプルサイズと容量

各ユニットには、対応可能なサンプルサイズの範囲があります。この範囲内で複数のチューブサイズを保持できるように設計されているエバポレーターもあれば、1つのチューブサイズしか保持できないように設計されているエバポレーターもあります。エバポレーターを選択する前に、ご希望のチューブサイズと容量を把握しておくことが重要です。
N-EVAP
すべてのN-EVAPエバポレーターは、外径10~30mmのチューブに対応します。これらの装置には、一度に複数のサイズのチューブを保持できるユニークなスプリングアシストサンプルホルダーがあります。6~45のサンプルポジションのオプションがあり、小規模から中規模のバッチを扱う場合に最適です。
MICROVAP
マイクロプレートと小バッチの試験管の両方に対応します。マイクロプレート用には、96ウェルプレート1枚または3枚を収納できるシングルプレートユニットとトリプルプレートユニットがあります。試験管用には、小~中サイズの試験管用に設計された15ポジションまたは24ポジションのモデルがあります。試験管用MICROVAPは、1~2本の試験管サイズに最適です。試験管MICROVAPには、1本の試験管サイズに適合するよう特注で穴あけされたインサートが1セット標準装備されています。2本目のチューブサイズを使用する場合は、2セット目のカスタムインサートを購入できます。
MULTIVAP
MULTIVAPユニットは、1-2サイズのチューブのみを扱う場合に理想的ですが、装置モデルにより幅広いチューブサイズ(外径10-30 mm)に対応できます。ドライブロックモデルには1本のチューブサイズに適合する特注の穴あきヒートブロックが付属し、ウォーターバスモデルには1本のチューブサイズに適合する特注の穴あきラックが付属します。2本目のチューブサイズを使用する場合は、2本目のヒートブロックまたはラックを購入することができます。
ガス流量制御

窒素エバポレーターにとって、ガス制御は非常に重要な機能です。エンドユーザーによっては、各サンプル位置でのガス流量制御が便利な場合もあれば、全サンプル位置のガス流量を一度に調整したい場合もあります。
N-EVAP
各サンプルポジションには個別のバルブがあり、サンプルのサイズや量に応じてガスの流量を調整できます。また、異なるチューブの高さに対応できるよう、各ニードルの位置を調整できます。
MICROVAP・MULTIVAP
これらのブローダウンユニットはどちらも、すべてのニードルが1つのマニホールドに接続されている同じ設計です。これにより、1つのスイッチですべてのサンプル位置へのガスフローを開始および停止できます。エバポレーションセッション中にすべてのサンプルポジションを使用しない場合、MULTIVAPにはマニホールドにトグルスイッチがあり、各列へのガスフローを停止して窒素ガスを節約することができます。
デジタル制御

タイマーや温度制御システムなどのデジタル制御を搭載することで、エンドユーザーはより柔軟で高度な設定を行うことができますが、エンドユーザーの中には、必要な機能と設定だけが搭載された、よりシンプルな機器を好む方もいます。
N-EVAP
6、12、24ポジションのN-EVAPにはデジタル制御装置は付属していませんが、34および45ポジションのN-EVAPには、温度制御装置とガスおよびヒート用のタイマーが付いたサイドコントロールボックスが付属しています。
MICROVAP
すべてのMICROVAPユニットには、LEDディスプレイ付きデジタル温度コントローラーがバスケースに直接組み込まれています。
MULTIVAP
すべてのMULTIVAPユニットには、デジタル温度コントローラーとガスおよびヒート用タイマーがバスケースに直接組み込まれています。
Organomation社の窒素エバポレーターはすべて、エンドユーザーを念頭に置いてシンプルに設計されています。各製品ラインは、ブローダウン技術という基本的な要素は同じですが、わずかに異なるニーズや用途に対応するためのものです。
PFASサンプル前処理におけるOrganomationエバポレーターの活用

サンプル濃縮の役割
PFASサンプル前処理における極めて重要な段階の一つは、サンプルの濃縮です。濃縮は、しばしば微量レベルで存在するPFASの検出を強化するために不可欠です。特に、水、土壌、生物学的サンプルのような複雑なマトリクスを扱う場合、効果的な濃縮方法は極めて重要です。
Organomationエバポレーター: EPAメソッド533、537.1、および1633のソリューション
Organomationエバポレーターは、EPAメソッド533、537.1、および1633に合わせてPFASサンプルを濃縮するための効率的で信頼性の高いソリューションを提供します。これらのメソッドは、さまざまなマトリックス中のPFAS分析の規制枠組みに不可欠であり、効果的なサンプル濃縮は重要な要件です。
EPAメソッド533
EPAメソッド533は、飲料水中の短鎖PFASの分析に重点を置いています。このメソッドでは、低レベルのPFASを検出するために水サンプルを濃縮する必要があります。Organomationのエバポレーター、特にN-EVAP窒素エバポレーターは、水性サンプルの一貫した迅速な蒸発を提供するように設計されています。穏やかな窒素の流れと制御された加熱を利用することで、これらの蒸発器は、揮発性PFAS化合物の損失を引き起こすことなく、サンプル量を効率的に減少させます。
EPAメソッド537.1
EPAメソッド537.1は、メソッド533と比較して、より広範な化合物を含む飲料水中のPFASを測定することを目的としています。このメソッドでは、その感度要件を満たすための正確な濃縮技術の必要性も強調されています。Organomationのエバポレーターは、調製プロセス全体を通してPFASの完全性と濃度を維持するために重要な、均一なサンプル減少を保証します。調整可能な窒素流量と温度制御機能は、さまざまなサンプルサイズと種類を扱うのに特に有益です。
EPAメソッド1633
EPAメソッド1633は、廃水、地表水、バイオソリッド、魚組織など、水以外のマトリックスにおけるPFAS分析に対応しています。これらのサンプルの複雑さを考えると、効果的な濃縮がさらに重要になります。OrganomationのMULTIVAPエバポレーターは、大量のサンプルや複数のサンプルを同時に取り扱うのに理想的です。これらのエバポレーターは、メソッド1633に規定された必要な検出下限を達成するために不可欠な、制御された効率的な蒸発を提供することにより、複雑な環境サンプルの濃縮を容易にします。
NITRO-GEN™ 窒素発生装置
NITRO-GEN™は、既存の圧縮空気供給と組み合わせて高純度窒素をオンデマンドで生成する窒素発生装置です。
ガスボンベや液体窒素デュワーへの依存を減らし、窒素エバポレーター運用に必要な安定した窒素供給を支援します。

アプリケーション
関連コンテンツ
世界中で信頼性が高く高品質の窒素エバポレーター
ご用命はオレンジサイエンスまで




