多点タイムラプス×3色蛍光で細胞ダイナミクスを可視化
- 3月17日
- 読了時間: 8分
Etaluma社 ライブセルイメージング蛍光顕微鏡 LS850
細胞の分化・増殖・シグナル伝達などのダイナミックな変化を理解するためには、長時間にわたる多点観察と多色蛍光解析が重要です。
Etaluma社の LS850(Lumascope 850) は、多点タイムラプス撮影と3色蛍光観察を組み合わせた自動化ライブセルイメージング顕微鏡です。
インキュベーター内で安定した環境を維持しながら、複数視野・複数ウェルの細胞を長時間観察できるため、細胞生物学、創薬研究、再生医療研究など幅広い分野で活用されています。

多点タイムラプス観察とは
多点タイムラプス(multi-position time-lapse imaging)とは、複数の視野やウェルを自動的に切り替えながら時間経過に沿って連続撮影する手法です。
従来の単一視野タイムラプスでは、
観察できる細胞数が限られる
再現性のある統計解析が難しい
という課題がありました。
LS850では、自動XYステージとオートフォーカス機構により、多数の観察ポイントを自動巡回しながら撮影できます。
例えば以下のような実験が可能です。
マイクロプレートの多数ウェルを同時追跡
複数の細胞コロニーの長期観察
細胞集団の挙動の統計解析
さらに、数時間〜数日間の長期タイムラプス撮影にも対応しており、細胞の動態解析を高効率で実施できます。
3色蛍光観察による細胞機能解析
LS850は 青・緑・赤の3色蛍光チャネルに対応した蛍光顕微鏡です。
代表的な蛍光プローブとして、
DAPI / Hoechst(核染色)
GFP / FITC(タンパク質発現)
mCherry / Texas Red(細胞構造・シグナル)
などの同時観察が可能です。
これにより、
細胞核
細胞骨格
特定タンパク質
といった複数の生体分子を同時に追跡でき、細胞機能の時間的変化を多次元で解析できます。
多点タイムラプス × 3色蛍光が生み出す研究価値
LS850の特徴は、多点タイムラプスと多色蛍光イメージングを同時に実現できる点です。
例えば以下の研究用途に適しています。
細胞増殖・細胞周期解析
蛍光レポーターを用いて細胞周期を追跡しながら、細胞分裂のタイミングを多視野で解析。
細胞移動・創傷治癒アッセイ
複数視野の細胞移動を長時間追跡し、創傷治癒や細胞遊走のメカニズムを解析。
創薬・毒性評価
蛍光レポーターを利用したシグナル変化を多ウェルプレートで同時評価。
iPS細胞・幹細胞研究
分化過程に伴うタンパク質発現変化を長期タイムラプスで観察。
インキュベーター内ライブセルイメージング
LS850はコンパクト設計のため、
CO₂インキュベーター
クリーンベンチ
低酸素チャンバー
などに設置して使用できます。
インキュベーター内で撮影することで、
温度
CO₂濃度
湿度
を維持したまま観察でき、長期間のライブセルイメージングに最適な環境を実現します。

Etaluma LS850の主な特長
3色蛍光(青・緑・赤)対応
自動XYステージによる多点観察
モーター駆動オートフォーカス
Zスタック撮影対応
タイムラプス撮影(長期観察)
明視野・位相差観察
マイクロプレート / ディッシュ / フラスコ対応
LED光源と高性能光学系により、回折限界に近い高解像度イメージングを実現します。
多点タイムラプス研究にLS850をおすすめする理由
多点タイムラプス研究では、
多数の観察ポイント
長期間の安定撮影
複数蛍光チャネル
を同時に扱う必要があります。
LS850は、
自動XYステージ
3色蛍光
長時間タイムラプス
を統合した設計により、ライブセルイメージング実験を自動化・高効率化する顕微鏡システムです。
細胞ダイナミクスを長期かつ多次元で解析したい研究者にとって、LS850は非常に有用なソリューションとなります。
よくあるご質問(FAQ)
多点タイムラプスとは何ですか?
多点タイムラプス(Multi-position time-lapse imaging)とは、複数の観察ポイントやウェルを自動的に切り替えながら時間経過に沿って連続撮影する顕微鏡観察手法です。単一視野タイムラプスより多くの細胞を同時に追跡できるため、細胞増殖、細胞移動、分化などの解析に広く利用されています。
3色蛍光観察とは何ですか?
3色蛍光観察とは、異なる蛍光波長を持つ3種類の蛍光プローブを同時に観察する顕微鏡技術です。例えば、核染色、タンパク質発現、細胞構造などを同時に可視化でき、細胞機能やシグナル伝達の解析に利用されます。
多点タイムラプスと3色蛍光を組み合わせるメリットは何ですか?
多点タイムラプスと3色蛍光を組み合わせることで、複数の細胞集団を長時間追跡しながら、複数の分子や細胞構造の変化を同時に解析できます。これにより、細胞ダイナミクスをより高精度に評価することが可能になります。
ライブセルイメージングとは何ですか?
ライブセルイメージングとは、生きた細胞を培養環境下で観察し、細胞の動きや機能変化をリアルタイムで解析する顕微鏡技術です。細胞分裂、分化、細胞間相互作用などの研究に利用されます。
Etaluma LS850はどのような研究に適していますか?
Etaluma LS850は、多点タイムラプス撮影と3色蛍光観察に対応したライブセルイメージング顕微鏡です。以下の研究分野で活用されています。
細胞増殖・細胞周期研究
幹細胞・iPS細胞研究
創薬スクリーニング
細胞移動・創傷治癒アッセイ
蛍光レポーター解析
多点タイムラプスと3色蛍光を両立するライブセルイメージング
Etaluma社 LS850

細胞の挙動を正確に理解するためには、長時間・多視野・多色での同時観察が不可欠です。
しかし従来の顕微鏡システムでは、
観察視野が限定される
複数蛍光の同時解析が煩雑
長期観察における安定性の確保が難しい
といった課題がありました。
Etaluma社のLS850(Lumascope 850)は、こうした課題を解決するために設計された、多点タイムラプス×3色蛍光対応のライブセルイメージング顕微鏡です。
多点タイムラプスによる高効率な細胞解析
LS850は自動XYステージとオートフォーカス機能により、複数の視野やウェルを連続的に撮影する多点タイムラプス観察を実現します。
これにより、
多数の細胞集団を同時に追跡
再現性の高いデータ取得
統計解析に十分なサンプル数の確保
が可能となり、従来よりも効率的かつ高精度な細胞動態解析を実現します。
3色蛍光による多次元解析
LS850は、青・緑・赤の3色蛍光観察に対応しています。
これにより、
核(DAPI)
タンパク質発現(GFPなど)
細胞構造やシグナル(RFP系)
といった複数の情報を同時に取得し、細胞機能を多角的に評価することができます。
インキュベーター内での長期ライブセル観察
コンパクト設計のLS850はインキュベーター内に設置可能で、
温度
CO₂濃度
湿度
を維持したまま観察を行えます。これにより、数日単位の長期タイムラプス撮影でも安定したライブセルイメージングが可能となります。
LS850が選ばれる理由
Etaluma LS850は、以下の要素を1台に統合しています。
多点タイムラプス(自動観察)
3色蛍光イメージング
オートフォーカス・Zスタック
インキュベーター内運用
長時間ライブセル観察
これにより、観察の自動化とデータ品質の向上を同時に実現できます。
このような研究に最適です
細胞増殖・細胞周期解析
iPS細胞・幹細胞研究
創薬スクリーニング
細胞移動・創傷治癒アッセイ
蛍光レポーター解析
ライブセル解析の効率と精度を引き上げる
多点タイムラプスと3色蛍光を組み合わせたLS850は、従来のライブセルイメージングの制約を大きく超え、「広く・長く・多次元に」細胞を観察することを可能にします。
細胞ダイナミクスをより深く理解し、研究成果の質を高めたい方にとって、Etaluma LS850は非常に有効な選択肢です。
お問い合わせ
多点タイムラプス撮影・3色蛍光対応 インキュベーター内ライブセルイメージングシステム Etaluma社 LS850 に関しましては、オレンジサイエンスまでお気軽にお問い合わせください。
etaluma社 ライブセルイメージングシステム Lumascope

エタルマのLumascope(ルマスコープ)は、優れた感度、解像度、ゼロピクセルシフトを備えた、半導体光学の新しいコンセプトで設計された、倒立型小型蛍光顕微鏡です。
そのコンセプトのデザインにより、インキュベーター、ドラフトチャンバーなどの限られたスペースの中で使用でき、幅広いラボウエアでのライブセルイメージングを可能にします。
LS820
LS820 は、現行のモデルにオートフォーカス機能が追加され、低コストでのオートフォーカス3色蛍光観察が可能になりました。ソフトウエアも新しくなり、より簡単に、高画質な画像データの取得ができます。
LS850
LS850 は、現行の自動XYステージのついたLS720全自動モデルの改良版です。新たな位相差技術により、位相差照明をコンパクトにし、オプションのタレットにより、4つの対物レンズを搭載することが可能となりました。
各モデルの詳細は下記からご確認下さい。



