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ibidi社 ステージトップインキュベーター と etaluma社 Lumascopeの比較

  • 5 日前
  • 読了時間: 6分

ライブセルイメージングの最適解

ライブセルイメージングにおいて、細胞環境の再現性と観察の効率性は実験結果の信頼性を左右します。


特に以下のような課題はありませんか?

  • 顕微鏡観察中の環境制御(温度・CO₂・湿度)が不安定

  • タイムラプス観察のために複雑な装置構成が必要

  • インキュベーターと顕微鏡の分離により実験効率が低下

本ページでは、ibidi社のステージトップインキュベーターEtaluma社のLumascopeを比較し、最適なライブセルイメージング環境を検討します。


ibidi ステージトップインキュベーター

ibidiのステージトップインキュベーターは、顕微鏡上で細胞培養環境を再現する装置です。

主な特徴

  • 温度・湿度・CO₂・O₂の精密制御

  • 倒立顕微鏡上でのライブセル観察

  • 長期タイムラプス対応

  • 高いフォーカス安定性・XY安定性

これにより、顕微鏡上でin vivoに近い環境を維持しながら観察が可能です。


ibidi ステージトップインキュベーターの強みと限界

強み

  • 環境制御の精度が高い

  • 高解像度顕微鏡との相性が良い

  • 幅広いアッセイ(遊走・血管形成・創傷治癒など)に対応

限界

  • 顕微鏡+インキュベーターの分離構成

  • システム全体が複雑・高コスト化しやすい

  • タイムラプス観察は外部顕微鏡依存

  • セットアップ・操作に熟練が必要

「環境制御は強いが、観察システムは別」という構造です


etaluma Lumascope

Lumascopeは、従来の「顕微鏡+インキュベーター」という分離構造とは異なり、顕微鏡機能をインキュベーター内に統合できるシステムです。


インキュベーター内ライブセルイメージング

ライブセルイメージングの課題

ライブセルイメージングでは、以下の課題が一般的です。

  • 観察中の温度・CO₂変動による細胞ストレス

  • インキュベーターと顕微鏡間の移動による再現性低下

  • 長期タイムラプスのセットアップの複雑さ

これらの課題に対し、現在主流のアプローチは2つに分かれます。



2つのアプローチ

ステージトップインキュベーター型(ibidi)

  • 顕微鏡上で環境を再現

  • 高精度制御が可能

  • 既存顕微鏡を活用

インキュベーター内顕微鏡型(Lumascope)

  • 顕微鏡をインキュベーター内に設置

  • 環境変化ゼロ

  • タイムラプスに最適化

この構造差が違いを生みます



ibidi ステージトップインキュベーターとLumascopeの比較表

項目

ibidi ステージトップ

Lumascope

構成

顕微鏡+インキュベーター

(分離)

インキュベーター内に設置

設置

顕微鏡上に設置

インキュベーター内に設置

環境制御

高精度(温度・CO₂・湿度)

インキュベーター依存

タイムラプス

外部制御・設定が必要

標準機能として内蔵

ワークフロー

複雑

シンプル・自動化

コスト構造

高額になりやすい

コンパクト設計

スケーラビリティ

限定的

複数台運用可能



「Lumascope」が選ばれる理由


Etaluma社のLS850

1. インキュベーター内タイムラプス

従来

  • 顕微鏡にサンプルを設置

  • インキュベーターから出し入れ

  • 温度変動・ストレス発生

Lumascope

  • インキュベーター内で完結

  • 細胞にストレスを与えない

  • 長期連続観察が容易

再現性・生理的条件の維持が大幅に向上


2. ワークフローの圧倒的簡素化

ibidi

  • ガス制御装置

  • ヒーティング

  • 顕微鏡

  • 制御ソフト

Lumascope

  • 1台で完結

研究者の時間コストを削減、トレーニングコストも低減


3. スケーラブルな実験設計

  • 複数インキュベーターに複数台配置

  • 並列実験が可能

  • ハイスループット化に適応

特に以下で有効

  • 創薬スクリーニング

  • iPS細胞研究

  • 長期分化実験


用途別おすすめ


ibidiが適しているケース

  • 高解像度顕微鏡(共焦点・TIRF)を使用

  • 精密な環境制御が最優先

  • 既存顕微鏡資産を活用したい


Lumascopeが適しているケース

  • 長期タイムラプス(数日〜数週間)

  • インキュベーター内観察

  • 複数条件の同時比較

  • ワークフロー効率化


ibidiのステージトップインキュベーターは、高精度な環境制御 × 高解像度観察に強みがあります。

一方で、Lumascopeは「観察そのものをインキュベーター内に持ち込む」ことで、ライブセルイメージングのワークフローを根本から変革します。


  • タイムラプスをもっと簡単にしたい

  • 細胞ストレスを最小化したい

  • 実験の再現性を高めたい


そんな時はLumascopeが最適な選択肢です



お問い合わせ・デモ


LS850

Lumascopeによるインキュベーター内ライブセルタイムラプスのデモをご希望の方はお気軽にオレンジサイエンスまでお問い合わせください。





よくあるご質問

ステージトップインキュベーターとは何ですか?

顕微鏡上に設置し、温度やCO₂などの細胞培養環境を再現する装置です。


ステージトップインキュベーターとLumascopeとの違いは何ですか?

ステージトップは環境を顕微鏡に持ち込みますが、Lumascopeは顕微鏡をインキュベーター内に設置します。


タイムラプスに適しているのはどちらですか?

インキュベーター内で完結するLumascopeがより適しています。


なぜインキュベーター内観察が重要ですか?

温度やCO₂変動を防ぎ、細胞ストレスを最小化できるためです。


ibidiの強みは何ですか?

高精度な環境制御と高解像度顕微鏡との互換性です。


Lumascopeの最大のメリットは?

インキュベーター内での自動タイムラプス観察です。









etaluma社 ライブセルイメージングシステム Lumascope


Etaluma Lumascope

 エタルマのLumascope(ルマスコープ)は、優れた感度、解像度、ゼロピクセルシフトを備えた、半導体光学の新しいコンセプトで設計された、倒立型小型蛍光顕微鏡です。


 そのコンセプトのデザインにより、インキュベーター、ドラフトチャンバーなどの限られたスペースの中で使用でき、幅広いラボウエアでのライブセルイメージングを可能にします。


LS820

LS820 は、現行のモデルにオートフォーカス機能が追加され、低コストでのオートフォーカス3色蛍光観察が可能になりました。ソフトウエアも新しくなり、より簡単に、高画質な画像データの取得ができます。


LS850

LS850 は、現行の自動XYステージのついたLS720全自動モデルの改良版です。新たな位相差技術により、位相差照明をコンパクトにし、オプションのタレットにより、4つの対物レンズを搭載することが可能となりました。 





各モデルの詳細は下記からご確認下さい。









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