ライブセルインキュベーター環境での観察を、もっとシンプルに
- 3 日前
- 読了時間: 9分
恒温槽を“追加する”から、“一体化する”へ
ライブセル観察では、多くの研究現場で顕微鏡とは別に恒温槽(インキュベーター環境)を構築する必要がありました。
顕微鏡にステージトップ型の恒温槽を追加
あるいはインキュベーター内で使用するために特注カスタム機を導入
しかしこれらは、
装置構成が複雑になる
コストが高額になる
温度・CO₂環境の安定性にばらつきが出る
といった課題を抱えていました。
Lumascopeの開発背景
「恒温槽を後付けする」発想からの脱却
Etaluma のLumascopeは、こうした現場課題から生まれています。
もともと研究者は、「高性能な顕微鏡をライブセルインキュベーター環境で使いたい」という目的のために、
顕微鏡に合わせてカスタムの恒温槽を設計・製作する
というアプローチを取っていました。
しかしこの方法は、コスト・設置性・再現性の観点で持続可能とは言えません。
そこでLumascopeは発想を転換しました。
顕微鏡を恒温槽に入れるのではなく、 “恒温槽ごと顕微鏡に組み込む”
ライブセルインキュベーター × 顕微鏡の一体化設計
Lumascopeは、
ライブセルインキュベーター機能(温度・CO₂環境)
高性能顕微鏡
タイムラプス撮影機能
を1つのコンパクトなシステムに統合しています。
これにより、従来必要だった
外付けの恒温槽
ステージトップインキュベーター
カスタム環境構築
が不要になります。

従来の細胞イメージングシステムと同等の高品質な細胞画像を、非常にコンパクトでコストパフォーマンスに優れた顕微鏡で得ることができます。
研究現場にもたらすメリット
1. システムのシンプル化
ライブセルインキュベーターと顕微鏡を一体化して運用できるため、複雑な装置構成や調整が不要です。
2. 安定した環境制御
恒温槽を外付けする方式と比較して、
温度変動
CO₂濃度の揺らぎ
を最小化し、長時間のライブセル観察に適した環境を維持できます。
3. コンパクトかつ低コスト
カスタム恒温槽や大型インキュベーターを必要とせず、設置スペースと導入コストを大幅に削減します。
4. インキュベーター内タイムラプスの最適化
細胞を外に出すことなく、
長時間の連続観察
多点タイムラプス
を安定したライブセルインキュベーター環境下で実行できます。
従来アプローチとの違い
項目 | 従来(恒温槽+顕微鏡) | Lumascope |
|---|---|---|
構成 | 分離型(後付け) | 一体設置 |
恒温槽 | 外付け・カスタム | インキュベーター内設置可 |
設置 | 複雑 | シンプル |
コスト | 高額になりやすい | 抑制可能 |
再現性 | 環境依存 | 高い |
ライブセルインキュベーターの“新しい標準”へ

Lumascopeは、
恒温槽を追加するという従来の発想を超え
ライブセルインキュベーター環境そのものを統合することで
研究現場における「観察環境の構築」そのものを再設計したシステムです。
ライブセル観察の効率と再現性を向上させたい方へ
ライブセルインキュベーターと恒温槽の運用に課題を感じている場合、 Lumascopeは有力な選択肢となります。
装置構成をシンプルにしたい
安定した環境で長時間観察したい
コストとスペースを最適化したい
このようなニーズをお持ちの方は、ぜひ詳細をご確認ください。

Etaluma Lumascope ライブセル観察
ライブセル観察において、安定した環境制御と観察の両立は依然として大きな課題です。従来は、顕微鏡とライブセルインキュベーター、あるいは恒温槽を組み合わせることで対応してきましたが、この構成は装置の複雑化や環境変動のリスクを伴います。
こうした課題に対して、Etaluma のLumascopeは、明確な解決策を提示しています。
ライブセルインキュベーターと顕微鏡の一体化
Lumascopeの最大の特長は、ライブセルインキュベーター機能と顕微鏡を一体化して観察を実現できる点にあります。
恒温槽を外付けする必要がない
温度・CO₂環境を内部で安定的に維持し観察
サンプルを移動させることなく観察可能
これにより、従来構成で問題となっていた環境変動や再現性の低下を抑え、長時間のライブセル観察に適した環境を実現します。
シンプルな装置構成と高い再現性
従来のように、
ステージトップ恒温槽の設置
インキュベーターと顕微鏡の併用
複雑な温度・ガス調整
といった工程が不要になります。
結果として、
セットアップ時間の短縮
操作ミスの低減
実験条件の再現性向上
が期待できます。
コンパクト設計による導入性の高さ
Lumascopeは、従来のライブセルインキュベーター構成と比較して大幅にコンパクトな設計となっています。
限られたラボスペースでも設置可能
クリーンベンチ周辺や小規模環境にも適応
複数台導入によるスケール展開も現実的
特にスペース制約のある研究環境では、導入ハードルを大きく下げます。
タイムラプス観察の最適化
Lumascopeは、安定したライブセルインキュベーター環境下で長時間のタイムラプス観察を前提に設計されています。
温度・CO₂変動を抑えた連続観察
細胞動態の長期追跡
多点・自動撮影への対応
これにより、データの一貫性と信頼性を確保しながら、効率的なライブセル解析が可能になります。
このような研究に適しています
ライブセル観察の再現性を高めたい
恒温槽やインキュベーター構成を簡略化したい
長時間のタイムラプス観察を安定して行いたい
限られたスペースで効率的に実験を行いたい
Lumascopeは、単なる顕微鏡ではなく、ライブセルインキュベーター環境そのものを再設計した統合システムです。
従来の「恒温槽を追加する」アプローチから脱却し、観察と環境制御を一体化して観察することで、研究効率とデータ品質の両立を実現します。
ライブセル観察の精度と効率を次のレベルへ引き上げたい場合、Lumascopeは有力な選択肢となります。

よくある質問(FAQ)
恒温槽とは何ですか?
恒温槽とは、細胞や試料を一定の温度で安定的に維持するための装置です。ライブセルインキュベーターとして使用される場合は、温度に加えてCO₂濃度や湿度も制御し、細胞培養に適した環境を再現します。
ライブセルインキュベーターとは何ですか?
ライブセルインキュベーターとは、細胞を生きたまま観察・培養するために、温度・CO₂・湿度を制御する環境装置です。通常は顕微鏡とは別の装置として設置され、観察時にはステージトップ型の恒温槽などを併用する必要があります。
恒温槽とライブセルインキュベーターの違いは何ですか?
恒温槽は主に「温度維持」に焦点を当てた装置であるのに対し、ライブセルインキュベーターは細胞培養に必要な環境(温度・CO₂・湿度)を包括的に制御するシステムです。
そのため、ライブセル観察では単純な恒温槽ではなく、インキュベーター環境が求められるケースが一般的です。
従来のライブセル観察ではどのような構成が必要ですか?
一般的には以下の構成が必要です。
顕微鏡
ライブセルインキュベーター(大型)
またはステージトップ型の恒温槽
このように複数の装置を組み合わせるため、設置や調整が複雑になりやすいという課題があります。
Lumascopeは従来の恒温槽と何が違うのですか?
Lumascopeは、ライブセルインキュベーター機能と顕微鏡を一体化したシステムです。
従来のように恒温槽を外付けするのではなく、装置内部で環境制御を行うため
構成がシンプルになる
温度・CO₂環境の安定性が向上する
セットアップの手間が削減される
といったメリットがあります。
なぜ恒温槽の外付けは課題になるのですか?
外付けの恒温槽やステージトップインキュベーターでは、
環境の立ち上がりに時間がかかる
温度やCO₂のばらつきが発生しやすい
顕微鏡との物理的な調整が必要
といった問題が生じることがあります。
特に長時間のライブセル観察では、これらの要因がデータ再現性に影響する可能性があります。
Lumascopeはどのような研究に適していますか?
Lumascopeは以下のような用途に適しています。
長時間のライブセル観察(タイムラプス)
iPS細胞やがん細胞の動態解析
多点観察や自動撮影
安定したライブセルインキュベーター環境を維持したまま観察できるため、再現性の高いデータ取得が可能です。
ライブセルインキュベーターのメリットは何ですか?
主なメリットは以下の通りです。
恒温槽を別途用意する必要がない
装置構成がシンプルになる
設置スペースを削減できる
安定した環境下で連続観察が可能
結果として、研究効率とデータ品質の両方を向上させることができます。
従来のインキュベーター環境でもタイムラプス観察は可能ですか?
可能ですが、
サンプルの移動による環境変化
温度・CO₂の変動
セットアップの複雑さ
といった課題があります。
Lumascopeのような一体型システムでは、これらの影響を最小限に抑えたタイムラプス観察が可能です。
Lumascopeはどのような研究環境に適していますか?
以下のような環境で特に有効です。
限られたスペースでの研究(ラボ・クリーンベンチ周辺)
複雑な装置構成を避けたい場合
再現性の高いライブセルデータが求められる研究
etaluma社 ライブセルイメージングシステム Lumascope

エタルマのLumascope(ルマスコープ)は、優れた感度、解像度、ゼロピクセルシフトを備えた、半導体光学の新しいコンセプトで設計された、倒立型小型蛍光顕微鏡です。
そのコンセプトのデザインにより、インキュベーター、ドラフトチャンバーなどの限られたスペースの中で使用でき、幅広いラボウエアでのライブセルイメージングを可能にします。
LS820
LS820 は、現行のモデルにオートフォーカス機能が追加され、低コストでのオートフォーカス3色蛍光観察が可能になりました。ソフトウエアも新しくなり、より簡単に、高画質な画像データの取得ができます。
LS850
LS850 は、現行の自動XYステージのついたLS720全自動モデルの改良版です。新たな位相差技術により、位相差照明をコンパクトにし、オプションのタレットにより、4つの対物レンズを搭載することが可能となりました。
各モデルの詳細は下記からご確認下さい。

